ピアノを手放す【弾かなくなったピアノはどうなる?処分や買取は?】

ピアノ

子どもがピアノを弾きたいといってピアノを買ったものの,大きくなって独り暮らしを始めてからあまり弾かれなくなったというピアノはありませんか。
今回は「ピアノを手放す」ということで記事にしてみたいと思います。

ピアノを手放すことについて

「ピアノを手放す」という言葉を使っていますが,ピアノを「売る」「処分する」「捨てる」「譲る」「寄付する」などを全て含めて「手放す」と表現してみました。
「売りたくて売る,売りたくないけど都合で売る,売って新しいピアノを買う」など色々な事情でピアノを「手放す」ことがあると思います。
自分が長年弾いてきたピアノであるほど愛着もあってなかなか売るのに手を出せないこともあると思います。

ピアノを手放す決意(私の実体験)

私はおばあちゃんの家に「アポロ」というメーカーの古いアップライトピアノがありました。
聞いたことがないメーカーという人もいらっしゃると思いますが,1948年創業の「東洋ピアノ製造株式会社」というメーカーのピアノです。おばあちゃんの家にあったものは1970年ごろに購入されて50年くらい経ったピアノだったと思います。
私も小さい頃はおばあちゃんの家にいった時にピアノを弾かせてもらっていました。親戚が集まる場所では恥ずかしがってあまり弾きませんでしたが,いつもピアノのある環境を提供してくれる存在でした。
このピアノも母や孫の私たちが大きくなって演奏される機会が減り,おじいちゃんが亡くなったタイミングでみんなで話し合って手放すことなりました。今思えばたくさん弾いておけば良かったです。

楽器が自分の手を離れるとどうなるのか?

ホールが閉館したり,楽器店が閉店するとその場にあった楽器は別のところに移ります
弦楽器では200年前の楽器が残っているので色々な演奏者の手に渡って今に引き継がれています。
知り合いの楽器商の方から「小さい頃に私がよく弾いていた楽器を大人になるタイミングで売ったんだけど巡り巡って私の手元に返ってきたんだ」というお話を聞いたこともあります。

ピアノは持ち運びができないことから,なかなか弦楽器のように巡り巡ってということは少ないかもしれませんが,かつてAホールに置いてあったピアノがAホールの閉鎖とともに隣町のBホールに寄贈されたということはたまに聞きます。
個人で所有していたピアノの話が駅のストリートピアノになるなどみんなのために使われるピアノに生まれ変わったという事例も聞いたことがあります。
弾く人がいなくなったピアノを廃棄するのではなく,手放して次の世代の人にバトンを渡すということはとても良いことだと思います。

ピアノを手放すタイミング

ピアノはメンテナンスも必要ですし場所も取ります。大きな音も出るので仕事の関係などでアパートなどの集合住宅に引っ越さざるを得なくなった場合にも持ち続けるということはかなり難しいです。
もし,弾く人がいなくなったり引っ越しなどでピアノを手放そうと思ったときは,そのピアノを「破棄」するのではなく「売却」という選択肢を考えていただければと思っています。
これは破棄するのにお金がかかるため,売却した方が手元にお金が残るということはもちろんですが,それ以上に,年季のあるピアノの素材は今のピアノよりもいいものが使われている場合もありますし,リペアやオーバーホールをすれば自分の手から離れても現役で活躍する可能性もあるからです。
先ほども少し触れたように最近は駅のストリートピアノがかなり広がり,ピアノが弾ける環境が街の中にも多くなったと思います。
コロナで弾けない場所も多いですが,自分や家族が弾いていたピアノがみんなに愛されるピアノに変わるということはとても素敵な話だと思いますし,ピアノも喜んでいるかもしれません。

【手放すときに活用】ピアノの一括見積サイトの紹介

ピアノを手放すときには「ピアノ買取の一括見積サイト」というものがあるようです。
こちらは引っ越しの時に見積もりを取ったことのある引っ越し侍さんのサイトで見つけました。

ピアノ買取一括査定申込

ピアノの売却は近くの楽器店や知り合いに相談するという方法もあると思いますが,近くにそういった環境がない場合はこうした一括見積サイトを利用すれば比較的手軽に自分のピアノがどのくらいで買い取ってもらえるか知ることができるので便利ではないかと思います。
今は手放す気がないという場合でも,新しいピアノが必要になった場合でも自分のピアノが今どのくらいで売れるのかチェックするために使うのもありだと思います。もちろんメーカーによっては一括査定サイトで対応することは難しいかもしれません。
思い切って手放した愛着のあるピアノが本当に必要としている未来のピアニストや久しぶりにピアノを再会しようとする人,多くの人が集う街の真ん中のストリートピアノなど,色々な人に音楽を提供するピアノに生まれ変わるかもしれません。

まとめ

今回はピアノを手放すことについて記事にしてみました。
自分や家族の愛したピアノを手放すことはすごく勇気のいることだと思います。
思い切って手放す時は買取一括査定のサイトを使って見積もりを取り,いくらで売れるかということを確認した上で手放すかどうか判断するのも一つの方法だと思います。
色々な事情でピアノを手放さないといけない場合があると思います。ピアノをいい状態で維持することが難しくなったり,弾く人がいなくなったりした場合にはピアノを手放す選択肢は今の時代に合っているのかもしれません。

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