Final Fantasy Piano Collectionsの魅力【名曲揃い・かっこいい・美しい曲もたくさん!】

ピアノ

(2020/8/23 一部更新)

ゆきふりです。
Final Fantasy(ファイナルファンタジー)の音楽はとても素敵な曲が多いなと感じています。
作曲者の植松伸夫さんがたくさんの曲を作っていることはもちろんですが,ファミコン音源のように音が少なかった時代から一つ一つの音を大切に作曲されていたことがよく分かります。

Final Fantasyの中の音楽とストーリー

Final Fantasyは1987年に発売されたRPGゲームです。その中で使用されている様々な楽曲は世界的にも人気な曲が多く,世界中でオーケストラコンサートも行われています。
最近では,2021年2月13日にも無観客ですが「FINAL FANTASY VII REMAKE Orchestra World Tour」としてオーケストラコンサートが開催されているようです。

ゲーム音楽というと少し敬遠される方もいるかもしれませんが,曲だけ取り出しても涙を誘うようなメロディや戦いに出るような勇ましいリズムなど非常に魅力的な曲が多くあります。
私はゲームではなく音楽からファイナルファンタジーの世界に入りました。
ファイナルファンタジーの様々なジャンルの音楽が実際どのように使われているか聴いてみたいと思って,実際にファイナルファンタジーのゲームをプレイしてみたところ,音楽意外の様々なストーリーにも感動させられました。

シリーズの中でも好きな作品が分かれるようですが,どの作品でも作り込まれた音楽とストーリーや最近ではグラフィック(映像)の美しさもあって,ファイナルファンタジーは世界的に人気があるのだろうなと感じされました。(もちろん,ゲームが好きな人にはやり込み要素もありますね)

Piano Collections(ピアノコレクションズ)の魅力

Final Fantasyを知っている人にとっては情景を思い浮かべながら弾ける

ピアノのレッスンで「曲の情景を思い浮かべて弾いてみて」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。
私の経験ではありますが,小さい頃にバッハの曲集を弾いているときに,曲の情景を…と言われても小さい頃は音符が並んでいる楽譜を見るだけではよく分からない部分が多かったです。
一方,予めストーリーがついている曲であれば,大人になってからピアノを始めた人にとっても,曲の情景を思い浮かべやすいのではないでしょうか。
ゲームで使われている場面が分かる人は,以下のようなシーンを用意に思い浮かべることができると思います。

  • オープニングのワクワクしたシーン
  • 仲間との出会いや別れのシーン
  • ミニゲームなどのイベントのシーン
  • 強敵(ボス)と戦うシーン
  • エンディングのゲームが終わるシーン

感情を入れてピアノを弾くということを理解するためには,情景をイメージして弾くことが重要と思いますし,美しいメロディを弾きながらも自発的な表現が演奏にも表れてくると思います。
曲の情景を思い浮かべて弾くことで,こうした表現力が自然と身につくきっかけになるのではないかと思いました。

Final Fantasyを知らない人に対しても

ゲームの曲を弾くということに抵抗がある人もいるかもしれません。
私も随分昔はクラシックピアノを練習する上で,ジャズやポップスは邪道と思っていた頃がありましたが,当時教えていただいた先生の勧めで「ギロックの抒情小曲集」を初めて弾いてみたときにジャズの独特のリズムをシンプルな表現で感じることができて感動した記憶があります。
こうした経験でゲームの曲だろうがアニメの曲だろうが,素晴らしい曲はたくさんあり,良い音楽にジャンルは関係ないと気づきました。(今では「いい曲はいい!」というスタンスになっています)

ピアノに触れているのに,クラシックしか弾いたことがない人が違うジャンルの曲を弾くと少し驚くことがあると思います。
口で歌っているリズムを楽譜にしてみると8分休符や16分休符,タイで繋がれた音符などが入り交じり,とんでもなく難しく見えることもしばしばあります。

録音されている演奏(公式の音源があります)

Piano Collectionは公式でも全曲が録音されています。
演奏されている方も色々な場面でご活躍されているピアニストの印象を受けます。

  • 森俊之(Final Fantasy IV, V)
  • 野村玲子(Final Fantasy VI)
  • 本田聖嗣(Final Fantasy VII)
  • 小形眞子(Final Fantasy VIII)
  • ルイ・レーリンク(Final Fantasy IX)
  • 黒田亜紀(Final Fantasy X) など

今までFinal Fantasyを知らなかった人やクラシック以外のジャンルの曲をほとんど弾いたことがない人も,まずは一度どんな音楽なのか聴いてみるといいと思います。ゲーム曲と言って敬遠するのではなく、新しい価値観へ踏み出してみるのはいかがでしょうか。

楽譜はこちら

録音されている演奏(清塚信也さんも演奏されていました!)

Piano Collectionsの曲については,最近,テレビを含めて多方面にご活躍されている清塚信也さんも何曲かCDで録音されています。
清塚さんのように正統的なテクニックがある方が疾走感のある曲や美しい曲を演奏されるとより魅力的に聴こえるます。興味がある方は聞いてみていただければと思います。

曲の難易度は?

有名な「ザナルカンドにて」(Final Fantasy X)は弾きやすく,名曲をかなり美しいアレンジで弾くことができます。初心者でもFinal Fantasyを知らない人でもとてもおすすめの曲です。

Piano Collectionsはツェルニー30番や40番を弾けるような方にとってはその技術を使えば弾けないことはないと思いますが,結構難しい曲が多いです。聴き映えもしますし,かなり弾きごたえはかなりあります。

ピアノの良さが活かされたアレンジもありますので,曲だけで入ってもとても美しい曲に弾きこまれる方もいるのではないかと思います。

また,Piano Collections以外にもPiano Opera(ピアノオペラ)シリーズがあり,こちらはFinal Fantasy Ⅰ~Ⅵまでの曲が収録されています。こちらもPiano Collectionsとほぼ同様の位置づけだと思います。

こうした曲を弾くためには?

ピアノを始めた理由として「ゲームのあの場面の曲を弾いてみたい」と思う人もいるかもしれません。
今回紹介したPiano Collectionsの曲集は,かなり難易度が高い方のアレンジですので,初心者が挑戦するにはかなり無謀かもしれません。
これでは難しくて断念していまいそうな人には,楽しいバイエル併用のシリーズもあり,こちらはピアノの比較的初心者でも取り組みやすいように少ない音で数々の名曲を弾くことができます。

バイエルやブルグミュラー,ハノンやツェルニーはあまりやりたくないけど,知ってるゲームの曲なら弾いてみたいという人にはおすすめです。簡単なアレンジでも曲に感情を入れて弾くという訓練には非常に役立ちますし,もっと色々な曲が弾けるようになりたいと思えば,こういった曲から徐々にレベルアップしていけば自由にピアノが弾けるようになると思います。
また,初見演奏があまり得意ではないという中級者にとっても,いい初見演奏の練習になるようなレベルの曲も多く,すぐに弾けるようになる曲が多いと思います。

まとめ

クラシックの曲には素晴らしい音楽もたくさんありますが,様々なジャンルの曲に触れていくことで,ジャンルにこだわらず楽しく音楽ができるようになると思っています。
こうした映像に合わせた音楽を弾いてみることで曲に感情を乗せて弾くということができるようになり,もっと効率よく上達できるのではないかと感じています。
ファイナルファンタジーに限らず,ぜひ様々なジャンルの音楽に挑戦していただければと思います。
この記事が皆さんの少しでも役に立てば嬉しいです。
ゆきふり

コメント

タイトルとURLをコピーしました