台風でも壊れない！最大風速100km/hにも耐えられる？【Senz°の耐風傘】

風が強くても壊れない傘を紹介します

毎年，夏から秋にかけての台風だけでなく，季節の変わり目などで強い風が吹く日もあります。

東急ハンズやLoftなどでは様々な傘が販売されていますが，今回はその中で最大風速100km/hにも耐えられるというSenz°の耐風傘を紹介します。

どんな傘なのか

Senzの傘はオランダのデフルト工科大学で開発された強風に負けない傘です。

デフルト工科大学では，空気力学や風力発電，流体シミュレーションなどの風に対する先進的な研究をしている大学の一つです。

形は飛行機の翼のような形状（翼形）に似た形をしており，前方は短く背中の方に長い形状をしています。

風が前から吹いてくるときは，片手でしっかりと傘を握ることで，風に対して浮き上がるように安定し，雨からも身を守ってくれます。

風が後ろから吹いている時は肩に乗せるように持つことで後ろからの雨を防ぐことができます。

実際に使ってみると，持ち方には少し慣れが必要で傘の中に入ってしまうと傘の下側に流れる風を邪魔してしまうため，前からの雨を防ぐには少しコツがいります。しかし，少し慣れると普通の傘とは違って雨をしっかり遮ってくれているように感じます。

また，風などで壊れない傘であることがアピールポイントですが，壊れてしまった場合でも２年間の保証が付いています。

最大風速100km/hってどのくらい

Senz°の耐風傘は公式サイトでは「風速100km※の強風にも逆らわず、壊れない。(マニュアルは80km/h、マイクロは70km/hです。)」とされています。単位は時速だともいますので，これを台風などで良く扱われる秒速の単位に直すと，風速約27.8m/s(マニュアルは22.2m/s、マイクロは19.4m/sです。)の強風にも耐えられることとなります。

台風のニュースなどで耳にする「最大風速40m/s，中心付近の気圧は940hPa…」というイメージがある人にとっては，風速20m/sでは全然足りないのではないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが，ご安心ください。

外に出て人の高さに風速20m/s以上の強風が吹いている場合は傘を差す差さない判断をする以前に外に出ることをためらうくらいの風速ですので，外に出ることはないと思います。以下に風速と陸上の様子の目安を示します。

上の表はビューフォート風力階級と呼ばれるもので，地上高さ10mの10分間平均風速が目安となっており，実際に傘を差す高さ(約1.5m)の風速としては，べき法則などの高さ方向の風速分布を考慮すると周りの建物や木々による影響もあるため，平均的にはその半分以下となります。瞬間的な風速は平均的な風速のおよそ1.5～2倍ですので，100km/hの風でも耐えられるということは十分すぎる性能であることが分かります。

台風のニュースで傘や物が飛ばされているような映像を想像していただければわかりますが，いずれにせよ傘を差して歩くときに風速10m/s以上の風が吹いているときは外に出ることはないでしょう。

こんな人におすすめ

少し風が強い日でも外で傘を差して歩かないといけない人にはおすすめです。普段から徒歩又は電車やバス通勤で外に出る時間が多い人は検討してみてもいいと思います。

あとは個人的には少し風が強い時にふわっと浮くような感覚は独特なもので結構楽しいです。ふわっと浮くような感覚はありますが，飛ばされたり，傘が壊れたりするという恐怖を感じたことはありません。

また，雨からはしっかりと身を守ることができます。個人的な感想ですが，社会人などでリュックを背負って歩く人にとってはかなり効果のある傘だと思います。

また，風で傘を何本か壊してしまったことがある人にはおすすめです。自分の気に入った傘を１本手に入れるということもいいと思います。

店舗で実物を見たい人は，東急ハンズで販売しています。近くに東急ハンズがない人は，楽天やAmazonといったオンラインストアで手に入れることができます。

ここは注意

Senz°の傘は風には強いものですが，注意点は以下の通りです。

まとめ

傘に機能性を求める方にとっては非常に魅力があると思います。

世の中には色々な傘があります。おしゃれな傘や高級感のある傘ももちろんですが，風に強い機能性に優れた傘について１本手に入れてみるのはいかがでしょうか。