雪にまつわる言葉を集めてみました【127種類】
皆さんは雪に関する言葉をいくつ知っているでしょうか。当ブログの運営者がゆきふりということで、雪のつく言葉を見つかる限りでまとめてみました。
風シリーズはこちらから。
雪のつく言葉(50音順)
- 淡雪(あわゆき):うっすらと積もった雪
- 泡雪(あわゆき):消えやすい雪,先のふわふわした消えやすい雪のこと。綿雪。
- 沫雪(あわゆき):消えやすい雪,先のふわふわした消えやすい雪のこと。綿雪。
- 以湯沃雪(いとうようせつ):極めて簡単に物事ができること。
- 薄雪(うすゆき):薄く積もった雪。鶏卵と小麦粉とで作り、砂糖の衣をかけた菓子。
- 雨露霜雪(うろそうせつ):さまざまな気象の変化のこと。 また、人生のさまざまな困難のたとえ。
- 詠雪之才(えいせつのさい):文才がある女性のこと。
- 大雪加(おおせっか):スズメ目センニュウ科センニュウ属の鳥。
- 大雪(おおゆき):激しくたくさん降る(降り積もった)雪。
- 花顔雪膚(かがんせっぷ):女性の容姿が美しいことのたとえ。
- 帷子雪(かたびらゆき):薄く積もった雪。また、一片が薄くて大きな雪。
- 冠雪(かんせつ):山の頂が雪をかぶること。
- 肌肉玉雪(きにくぎょくせつ):白く美しい女性の肌を言い表す言葉。
- 蛍雪(けいせつ):苦労して学問をすること。
- 蛍雪之功(けいせつのこう):苦しい環境の中で勉学に励むこと。
- 蛍窓雪案(けいそうせつあん):苦労しながら勉学にはげむこと。
- 豪雪(ごうせつ):大雪。
- 小米雪(こごめゆき):小米の粒のように細かく、さらさらと降る雪。 粉雪。
- 粉雪(こなゆき・こゆき):粉のようにさらさらした細かい雪。
- 細雪(ささめゆき):こまかい雪。また,まばらに降る雪。
- 里雪(さとゆき):平地に降る雪。特に、日本海沿岸の平野部に降る多量の雪。
- 粗目雪(ざらめゆき):ざらめ糖のように大粒の積雪。
- 残雪(ざんせつ):消え残った雪。
- 地吹雪(じふぶき):地上に降り積もった雪が、強い風に吹き上げられ乱れ飛ぶこと。
- 車蛍孫雪(しゃけいそんせつ):苦労を重ねて学問に励むたとえ。
- 驟雪(しゅうせつ):対流性の雲から降る雪のこと。にわか雪。
- 終雪(しゅうせつ):この冬最後に降る雪。
- 春雪(しゅんせつ):春になってから降る雪(あわ雪)。
- 除雪(じょせつ):積もった雪を取り除くこと。
- 白雪(しらゆき):真っ白な雪。 はくせつ。
- 深雪(しんせつ):深く積もった雪。
- 新雪(しんせつ):新しく降り積もったばかりの雪。
- 積雪(せきせつ):降り積もった雪。
- 雪案蛍窓(せつあんけいそう):苦労しながら勉学にはげむこと。
- 雪冤(せつえん):罪の無実を明らかにして,身の潔白を示すこと。
- 雪害(せつがい):雪・なだれによって受ける損害。
- 雪萼霜葩(せつがくそうは):梅の別名。
- 雪花菜(せっかさい):おから。うのはな。きらず。
- 雪肌(せっき):雪のように白くきれいな肌。また,そのような肌の人。
- 雪渓(せっけい):夏も雪でうずまっている,高山の谷。
- 雪月花(せつげっか):雪と月と花。四季おりおりに楽しむ、よいながめ。
- 雪月風花(せつげつふうか):四季の季節ごとの美しい自然の風景。 または、それらの風景を鑑賞して、詩歌を作ったりする風流な生活のこと。
- 雪原(せつげん):高山地方・極地方で,積もった雪がいつもとけずに残っている地域。見渡す限り雪が積もっている野原。
- 雪上加霜(せつじょうかそう):災難や不幸などの悪い出来事が次々と続いて起こることのたとえ。
- 雪上藻(せつじょうそう):高山帯や極圏の夏季において雪や氷上に生育する低温耐性の藻類
- 雪辱(せつじょく):相手にうち勝って)前に受けた恥をそそぐこと。
- 雪駄(せった):底に皮をはったぞうり。後部に鉄片を打ったものもある。
- 雪中四友(せっちゅうのしゆう):冬に咲く四種類の花(梅、蝋梅(ろうばい)、水仙、山茶花(さざんか))のこと。
- 雪中(せっちゅう):雪の降る中。また、雪の降り積もった中。
- 雪中花(せっちゅうか):スイセンの別名。
- 雪中松柏(せっちゅうしょうはく):志や節操、主義を決して曲げないことのたとえ。
- 雪隠(せっちん):便所。
- 雪泥鴻爪(せつでいのこうそう):人の行動や、人の一生で起こる出来事は儚いものであるということ。
- 雪洞(せつどう):積雪期の登山で、露営のために雪を掘って作った横穴。
- 雪魄氷姿(せっぱくひょうし):高潔で潔白な人物のこと。
- 雪庇(せっぴ):山の尾根の風下がわに,庇(ひさし)のようにせり出した積雪。
- 雪氷(せっぴょう):雪と氷。氷雪。雪から生じた氷。氷河の氷など。
- 雪膚(せっぷ):雪のように白いはだ。
- 雪膚花貌(せっぷかぼう):美しい女性の容姿の喩え。
- 雪片(せっぺん):雪のひとひら。雪の結晶体が互いにいくつか付着して、ある大きさになったもの。
- 雪裏清香(せつりのせいこう):梅の別名。
- 霜雪(そうせつ):霜と雪。年をとって白くなった頭髪やひげ。
- 早雪(そうせつ):時季よりも早めに降る雪。
- 孫康映雪(そんこうえいせつ):苦労しながらも学問に励むこと。
- 対牀風雪(たいしょうふうせつ): 夜通し隣どうしの寝床の中で語り合うこと。
- 大雪(たいせつ):二十四気の一つ。陽暦十二月八日ごろ。おおゆき。
- 太平雪(たびらゆき・だんびらゆき):薄くて大片の雪。 春の淡雪。帷子(かたびら)雪。
- 玉雪(たまゆき):降って来る時の雪片が比較的丸い雪のこと。
- 団雪之扇(だんせつのおうぎ):時期がずれたために、必要がなくなったもののたとえ。
- 程門立雪(ていもんりっせつ):弟子が師匠を尊敬し、心の底から教えを乞うこと。
- 友待つ雪(ともまつゆき):次の雪が降るまで消え残っている雪。
- 雪崩(なだれ):大量の雪が山の斜面を急激にくずれ落ちること。その雪。
- 俄雪(にわかゆき):急に降り出して、まもなくやむ雪。
- 根雪(ねゆき):雪解けまで残る雪。長期積雪。
- 排雪(はいせつ):積もった雪を取り除くこと。除雪。除雪作業によって路肩などに堆積した雪を堆積場へ運搬すること。
- 灰雪(はいせつ):灰が降って来るかのようにひらひらと降る雪のこと。
- 白雪(はくせつ):白い雪。しらゆき。
- 六月雪(はくちょうげ):アカネ科の常緑小低木,園芸植物。
- 斑雪(はだれゆき):はらはらとまばらに降る雪。 また,薄くまだらに降り積もった雪。
- 初冠雪(はつかんせつ):夏が過ぎて、その冬初めて山頂に雪が積もること。
- 初雪(はつゆき):その冬に、または新年になってから、初めて降る雪。
- 眉雪(びせつ):眉毛が雪のように白いこと。 転じて,老人のこと。
- 飛雪千里(ひせつせんり):非常に激しく吹雪く様子のこと。
- 氷甌雪椀(ひょうおうせつわん):清らかで上品な文具のこと。 また、それを用いて詩文を写すこと。
- 氷姿雪魄(ひょうしせっぱく):高潔で潔白な人物のこと。
- 氷雪(ひょうせつ):氷と雪。清廉潔白なこと。氷雪藻(ひょうせつそう):高山帯や極圏の夏季において雪や氷上に生育する低温耐性の藻類
- 風雪(ふうせつ):風や雪。比喩的に,きびしい試練。ふぶき。
- 衾雪(ふすまゆき):一面に降り積もった雪。
- 吹雪(ふぶき):強い風に吹かれて雪が激しく乱れ飛びながら降ること。
- べた雪(べたゆき):水気が多くてさらさらしていない雪。
- 報仇雪恨(ほうきゅうせっこん):仇討ちをして恨みを晴らすこと。
- 報仇雪恥(ほうきゅうせっち):仇を討って、受けた屈辱を晴らすこと。
- 牡丹雪(ぼたんゆき):ふっくらした感じの大きな雪片(せっぺん)になって降る雪。
- 雪洞(ぼんぼり):断面が六角で上がやや開いた形のわく組みに、紙を張って覆いとした手燭(てしょく)。小型のあんどん。
- 万年雪(まんねんゆき):高山(の谷間)などに、いつも消えないで残っている雪。
- 水雪(みずゆき):水分をたくさん含んだ積雪。
- 深雪(みゆき):雪の美称。転じて,深く積もった雪。
- 御雪(みゆき):雪の美称。転じて,深く積もった雪。
- 餅雪(もちゆき):餅のようなふわふわした感じの雪。
- 山雪(やまゆき):山に降る雪。 北陸地方で、平野部よりも山間部に多く降る雪。
- 雪打ち(ゆきうち):雪投げ。雪合戦。
- 雪合戦(ゆきがっせん):雪をまるめて投げ合う遊び。雪投げ。
- 雪消月(ゆききえづき):陰暦二月(如月)の異称。
- 雪沓(ゆきぐつ):雪の中を歩く時に使う,深いわらぐつ。
- 雪消(ゆきげ):雪がとけること。ゆきどけ。
- 雪景色(ゆきげしき):降る雪の趣、また、降り積もった雪の眺め(=景色)。
- 雪化粧(ゆきげしょう):(化粧したように)雪で美しくおおわれること。
- 雪下駄(ゆきげた):雪国で冬に用いる、すべり止めの金具を打った下駄。
- 雪煙(ゆきけむり):風で舞い上がって、煙のように見える雪。
- 雪垂(ゆきしずり):木の枝などに積もった雪が落ちること。 また,その雪。
- 雪風巻(ゆきしまき):雪がはげしく降り、風が吹きまくること。
- 雪代(ゆきしろ):雪がとけて,川に流れ込む水。
- 雪女郎(ゆきじょろう):「雪女 (ゆきおんな) 」に同じ。
- 雪達磨(ゆきだるま):雪を丸めたものを二つ重ね、木炭や炭団 (たどん) などで目鼻口をつけたもの。
- 雪月夜(ゆきづきよ):雪のある月夜。
- 雪礫(ゆきつぶて):雪をこぶし大に握り固めて,つぶてのようにしたもの。
- 雪灯篭(ゆきどうろう):雪をかためて灯籠の形にし、横穴をあけてその中に火をともすもの。
- 雪肌(ゆきはだ):積もった雪の表面。また,雪のように白い,美人のはだ。
- 雪吹雪(ゆきふぶき):激しい風に雪が乱れ降ること。また、その雪。
- 雪水(ゆきみず):雪どけの水。雪消 (ゆきげ) 水。
- 雪模様(ゆきもよう):今にも雪が降りだしそうな様子。
- 雪柳(ゆきやなぎ):川辺に生えるバラ科の落葉小低木。
- 噴雪花(ゆきやなぎ):川辺に生えるバラ科の落葉小低木。雪柳の別称。
- 雪打(ゆた):仏堂・仏塔などの軒下壁面に取り付けた庇 (ひさし) 状の構造物。裳階。
- 横雪(よこゆき):激しい風のために雪が横から降りつけること。
- 綿帽子雪(わたぼうしゆき):樹木などに積もった綿帽子のように見える雪。
- 綿雪(わたゆき):綿をちぎったような、大きな雪片になって降る雪。
参考:Oxford Languages,デジタル大辞泉,Weblio辞書,コトバンク,goo国語辞書,四字熟語辞典
感想
雪のつく言葉を挙げてみるとかなりありました。予想以上に多くてびっくりしましたが,皆さんがご存知な言葉はいくつあったでしょうか。(四字熟語はほとんど知りませんでした…)
まとめてみて雪という言葉は雪そのもの以外にも白くて美しいものや儚いものの比喩として使われる言葉が多いことが改めてよく分かりました。
ここには掲載されていない言葉ももちろんあると思います。意味が間違っているものがあればメンテナンスをしますので,コメントをいただければと思います。
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