風のつく言葉を集めてみました【200種類:2字熟語編】
風のつく言葉を集めてみました。以前,雪のつく言葉と風のつく言葉の三字熟語編と四字熟語編も記事にしていますので興味のある人はそちらも見ていただければと思います。
風のつく言葉(2字熟語編)
- 秋風(あきかぜ):秋に吹く風。
- 悪風(あくふう):悪い風習。悪い習わし。
- 一風(いっぷう):他とは違った一つの流儀、特色。性質、態度、方法などの一種のおもむき。
- 威風(いふう):威光・威厳のある様子。盛んな威勢。
- 遺風(いふう):昔から伝わっている習慣・風習。先人の残した教え・感化。
- 異風(いふう):普通とちがった風習や様子。
- 今風(いまふう):当世風。現代の風俗。また、このごろの流行。
- 陰風(いんふう):陰気な風。 不気味な風。
- 淫風(いんぷう):みだらな風潮。
- 浦風(うらかぜ):海辺を吹く風。浜風。
- 上風(うわかぜ):草木などの上を吹きわたる風。
- 翳風(えいふう):耳垂の後方で、乳様突起と下顎枝の間、陥凹部。
- 英風(えいふう):下の者を導くすぐれた教え。すぐれた風采 (ふうさい) 。 りっぱな姿。 英姿。
- 追風(おいて・おいかぜ):後ろから吹いてくる風。進む方向に吹く風。有利な状況。後押しとなる出来事。
- 横風(おうふう・よこかぜ):横から吹いてくる風。
- 欧風(おうふう):ヨーロッパ的であること。西洋風。
- 大風(おおかぜ):激しく吹き荒れる風。ひどい風邪。
- 大風(おおふう):いばって構え、人を見下した様子。横柄。
- 下風(おろし): 他の支配を受ける低い地位。風の吹いていく方向。かざしも。
- 温風(おんぷう):あたたかい春の風。暖房器具などが送り出す、あたたかい風。
- 海風(かいふう):海の上を吹く風。昼間、海から陸にむかって吹く風。海軟風。
- 廻風(かいふう):ぐるぐるまわりながら吹きまくる風。 つむじ風。
- 凱風(がいふう):南からやわらかに吹く風。 おだやかな風。
- 学風(がくふう):学問上の傾向。学校の気風。校風。
- 風足(かざあし):風の吹く速さ。風速。
- 風脚(かざあし):風の吹く速さ。風足に同じ。
- 風穴(かざあな・ふうけつ):風が出入りする穴やすきま。山腹などにある奥深い穴。ふうけつ。
- 風息(かざいき):風向きや風速が短時間に乱れる現象。
- 風上(かざかみ):風の吹いてくる方。
- 風気(かざけ・かぜけ):風邪をひいた感じ。風邪をひいているようす。かぜぎみ。風が吹きだす気配。かざけ。
- 風波(かざなみ・かぜなみ・ふうは):風と波。風が吹き波が荒いこと。
- 風花(かざばな):雪のつもっている風上から、風に吹かれてまばらに飛んでくる雪。晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること。
- 風向(かざむき・ふうこう):風の吹いてくる方向。かざむき。
- 風邪(かぜ・ふうじゃ):のどや鼻の粘膜が熱で痛み、咳(せき)やくしゃみを伴う病気。
- 荷風(かふう): 蓮の上を吹き抜ける風のこと。
- 下風(かふう):かざしも。 他の支配を受ける低い地位。
- 家風(かふう):その家に特有な、代々の気風や生活上の習慣。
- 歌風(かふう):和歌の詠みぶり・作風。
- 香風(かふう):かおりのある風。花などに吹いて香気を含んだ風。
- 画風(がふう):絵画の作風。絵画に現れた、作者の傾向や特徴。
- 神風(かみかぜ):神が吹き起こすという風。特に、元寇 (げんこう) の際に吹いた激しい風。
- 寒風(かんぷう):冬に吹く寒い風。
- 気風(きっぷ・きふう):気性。気質。特に、ある集団が共通に持っている気質。
- 逆風(ぎゃくふう):進行方向から吹いてくる風。 向かい風。
- 旧風(きゅうふう):古い風習。昔からのしきたり。
- 狂風(きょうふう):荒れ狂う風。
- 驚風(きょうふう):漢方で小児のひきつけを起こす病気の称。
- 強風(きょうふう):強い風。平均風速がおおむね毎秒10~15メートル以上の場合をいう。
- 京風(きょうふう):京都の人の好みややり方。 京様(きょうざま)。みやびな様子。
- 狂風(きょうふう):荒れ狂う風。
- 極風(きょくふう):高緯度地域や北極・南極付近で常に吹いている風のこと。
- 矯風(きょうふう):悪い風習を改めさせ、直すこと。
- 金風(きんぷう):秋の風。
- 国風(くにぶり・こくふう):くにがら。地方地方の風俗。お国柄。その国特有の風俗・習慣。国ぶり。
- 句風(くふう):俳句の作り方の特色。 俳風。
- 颶風(ぐふう):強く激しい風。熱帯地方に発生し、温帯地方を襲う暴風雨の総称。
- 薫風(くんぷう):初夏、新緑の間を吹いてくる快い風。
- 軽風(けいふう):そよかぜ。微風。風速が毎秒1.6~3.3メートルで、風力階級2の風。
- 芸風(げいふう):俳優や演芸家が芸をする時の、その人に独得の仕方・持ち味。
- 見風(けんぷう):能楽で、観客の目にうつる演技者の風姿・風情。 演技の出来栄え。
- 向風(こうふう):進んでいく前方から吹いてくる風。進行方向から吹いてくる風。逆風。
- 光風(こうふう):春の光をはらむ風。雨あがりの明るいさわやかな風。
- 好風(こうふう):よい景色。快い風。
- 恒風(こうふう):つねに同じ方向に吹く風。
- 校風(こうふう):学校の独特の気風のこと。
- 皇風(こうふう): 天皇の仁政。天子の徳。
- 高風(こうふう):すぐれた人格。りっぱな人柄。
- 業風(ごうふう):地獄で吹くという大暴風。
- 東風(こち・とうふう):東からの風。
- 古風(こふう):様子・やりかたなどが現代的でなく、昔ふうなこと。
- 作風(さくふう):作品にあらわれる芸術家の傾向・特徴。
- 朔風(さくふう):北の方から吹いてくる風。きたかぜ。
- 潮風(しおかぜ):海から吹いて来る、潮気を含んだ風。
- 汐風(しおかぜ):潮の干満時に吹く風。 海から吹く潮気を含んだ風。 また、海や海岸の近くを吹く風。
- 下風(したかぜ):樹木などの下の方、地面近くを吹く風。
- 疾風(しっぷう):速く吹く風。平均風速が毎秒8.0~10.7メートルで、風力階級5の風。
- 士風(しふう):武士の気風または風紀。
- 師風(しふう):師の学風や芸風、または流儀。
- 詩風(しふう):詩の作品ににじみ出たその詩人(や派)の作風。
- 時風(じふう):その時代の風潮・風習。 時流。
- 風巻(しまき):風の烈しく吹きまくること、またその風。
- 社風(しゃふう):企業がその歴史のなかで培ってきた文化や価値観のこと。
- 宗風(しゅうふう):仏教のその宗の風習。宗風派の家元。
- 秋風(しゅうふう):秋に吹く風。あきかぜ。
- 出風(しゅっぷう):能楽で、芸の力が外部に現れて観客の目にはっきりわかる風体のこと。
- 春風(しゅんぷう):春に吹くおだやかな風。
- 順風(じゅんぷう):自分の進む方向、特に、船の進む方向に吹く風。追い風。
- 松風(しょうふう):松林にうちつける風。
- 商風(しょうふう):秋風のこと。※「商」は秋を表す。
- 正風(しょうふう):物事のあるべき正しい姿。蕉風。
- 蕉風(しょうふう):松尾芭蕉およびその門流の俳風。
- 書風(しょふう):文字の書きぶり。書道の流儀。
- 新風(しんぷう):新しいやりかた・行き方・風潮。
- 信風(しんぷう):季節風。
- 涼風(すずかぜ・りょうふう):涼しい風。すずかぜ。
- 清風(せいふう):さわやかな風。
- 腥風(せいふう):なまぐさい風。 血なまぐさいにおい。 殺伐な気。
- 関風(せきかぜ):関所の辺りを吹く風。
- 旋風(せんぷう・つむじかぜ):地表が熱せられて上昇気流が生じ、周囲から渦巻(うずまき)状に吹いて来る激しい風。激しくうずまき状に吹き起こる風。
- 扇風(せんぷう):風をあおり起こすこと。風にあおられること。
- 仙風(せんぷう):凡人とは異なった、仙人のような風采・気質。
- 微風(そよかぜ・びふう):そよそよと吹く風。かすかに吹く風。
- 台風(たいふう):南洋上に発生し、日本列島やアジア大陸東部を襲う強い低気圧
- 颱風(たいふう):台風に同じ。
- 耐風(たいふう):強い風にもちこたえること。
- 束風(たばかぜ):東北・北陸地方の日本海の沿岸で、冬に北西から吹く、強く激しい風のことです。
- 玉風(たまかぜ):東北・北陸地方の日本海沿岸で、冬に北西から吹く暴風。
- 中風(ちゅうぶ・ちゅうふう):脳卒中の発作の後遺症として主に半身不随となる状態。中気。
- 通風(つうふう):風を通すこと。空気を通わすこと。風通し。
- 痛風(つうふう):尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気。
- 手風(てかぜ):手を動かすにつれて生じる風。
- 手風(てぶり):ならわし。風習。風俗。
- 突風(とっぷう):突然吹きおこる風。急に強くなってすぐやむ風。
- 波風(なみかぜ):波と風。また、風が強く吹いて波が立つこと。争い事。不和。
- 軟風(なんぷう):やわらかに吹く風。そよかぜ。
- 南風(なんぷう・はえ):南から吹く風。夏の風。
- 熱風(ねっぷう):太陽・電気等の熱で高温になった風。
- 葉風(はかぜ):草木の葉に吹く風。
- 羽風(はかぜ):鳥・虫が飛ぶ時にその羽から生ずる風。
- 初風(はつかぜ):季節の初めに吹く風。特に、秋の風にいう。
- 破風(はふ):切妻(きりづま)造や入母屋(いりもや)造の屋根の両端の三角部分。
- 疾風(はやて):急に激しく吹きおこる風。疫痢(えきり)の古称。
- 美風(びふう):美しい、よい気風・ならわし。
- 飄風(ひょうふう):急に激しく吹く風。 つむじかぜ。 はやて。
- 飆風(ひょうふう):飄風に同じ。
- 風韻(ふういん):趣があること。風趣。
- 風雨(ふうう):風と雨。風を伴う強い雨。あらし。
- 風雲(ふううん):風と雲。自然界。竜が風と雲とを得て天にのぼるように、英雄豪傑が頭角をあらわす好機。世が大きく動こうとする気運。
- 風化(ふうか):岩石が長いあいだ空気にさらされてくずれ、土になる現象。
- 風雅(ふうが): 高尚で、みやびな趣のあること。また、そのさま。詩文・書画・茶道などのたしなみのあること。
- 風懐(ふうかい):おもむきのある心のうち。また、風雅だという思い。
- 風害(ふうがい):大風やつむじ風などの風による被害。
- 風格(ふうかく):風采と品格。人柄。おもむき。
- 風紀(ふうき):社会生活の上での規律。特に、男女間の交際に関する節度。
- 風気(ふうき):風の吹くこと。気候。気象。気風。風俗。
- 風狂(ふうきょう):常軌を逸していること。また、その人。風雅に徹し他を顧みないこと。
- 風況(ふうきょう):特定の場所の風の吹き方。
- 風棘(ふうきょく):手や足の指骨にみられる結核性病変。
- 風琴(ふうきん):オルガン。また、アコーディオン。風景(ふうけい):目に映る広い範囲のながめ。景色。ある場面の情景・ありさま。
- 風月(ふうげつ):風と月。心地よい風と美しい月。自然の風物。
- 風光(ふうこう):自然の美しい眺め。景色。
- 風采(ふうさい):容姿・服装・態度などの、人の見かけ上のようす。
- 風刺(ふうし):社会や人物の欠点・罪悪を遠回しに批判すること。また、その批判を嘲笑的に表現すること。
- 風姿(ふうし):なりふり。すがた。風采。
- 風趣(ふうしゅ):おもむき。風情のある味わい。
- 風習(ふうしゅう):ならわし。習慣。
- 風色(ふうしょく):自然の景色。ながめ。
- 風食(ふうしょく):風が砂を岩石面に吹きつけて、岩石をすりへらし次第に破壊していくこと。
- 風蝕(ふうしょく):風食に同じ。
- 風疹(ふうしん):発疹(ほっしん)を伴うウイルス性の急性感染症。
- 風塵(ふうじん):風で舞い立つちり。きわめて軽いもののたとえ。わずらわしい俗世間。また、こまごました雑事。
- 風神(ふうじん):風をつかさどる神。風の神。
- 風声(ふうせい):風の音。消息。
- 風雪(ふうせつ):風と雪。強い風を伴って降る雪。吹雪。きびしい苦難や試練。
- 風説(ふうせつ):世間のとりざた。うわさ。
- 風船(ふうせん): 紙・ゴムなどで作った球状の袋に、空気または水素ガスをつめてふくらませた玩具。
- 風騒(ふうそう):詩文を作ること。また、詩文を味わい楽しむこと。
- 風葬(ふうそう):死体を埋葬せず外気中に晒して自然に還す葬制。
- 風速(ふうそく):風の吹く速さ。1秒間に空気が移動する距離。
- 風俗(ふうぞく):ある時代やある社会における、生活上の習わしやしきたり。風習。風俗店のこと。また、それに関係する事柄。身なり。服装。
- 風袋(ふうたい):はかりで物を量る時の、その品物の容器・袋・箱・上包みなど。うわべ。見掛け。
- 風体(ふうたい・ふうてい):なりかたち。みなり。
- 風鐸(ふうたく):寺の堂や塔の、軒の四隅につり下げて飾りとする、鐘形の鈴。
- 風致(ふうち):自然の景色などの、おもむき。味わい。風趣。
- 風潮(ふうちょう):世間の移り変わりにつれて動いて行く、時代の傾向。もと、風に従って流れる潮流。
- 風鎮(ふうちん):掛け軸の軸の両端にかける玉・石などのおもし。
- 風程(ふうてい):風が吹いていった距離。 平均風速は風程をそれに要した時間で割ったもの。
- 風土(ふうど):その土地の気候・地味・地勢などのありさま。人間の文化の形成などに影響を及ぼす精神的な環境。
- 風洞(ふうどう):空気の流れを人工的に調節するトンネル型の装置。模型をつるして、飛行機などの空気抵抗などを測定する。
- 風発(ふうはつ):風が吹き起こること。勢いの激しく盛んなこと。特に、弁論などが勢いよく口をついて出ること。
- 風靡(ふうび):風が草木をなびかせるように、広い範囲にわたってなびき従わせること。また、なびき従うこと。
- 風評(ふうひょう):世間の評判・とりざた。
- 風物(ふうぶつ):眺めとして目に入るもの。風景。その季節やその土地に特有のもの。
- 風聞(ふうぶん):うわさ。風のたより。また、うわさとして聞くこと。
- 風貌(ふうぼう):風采と容貌。身なりや顔つきなどの外見の様。
- 風丰(ふうぼう):ふっくりと美しい容姿。ふうぼう。
- 風防(ふうぼう):風を防ぐこと。そのために設けるもの。
- 風味(ふうみ):飲食物の香りや味わい。そのものやその人などから受ける好ましい感じ。
- 風紋(ふうもん):風によって砂地の表面にできる模様。
- 風流(ふうりゅう・ふりゅう):品な趣があること。みやびやかなこと。また、そのさま。
- 風鈴(ふうりん):日本の夏に家の軒下などに吊り下げて用いられる小型の鐘鈴。
- 風炉(ふうろ):茶道具の一つ。湯を沸かすのに用いる炉。
- 風路(ふうろ):風が通る道。風洞の気流が通る道。
- 風露(ふうろ):風と露。
- 風浪(ふうろう):風と波。水面を吹く風によって起こる波。
- 風呂(ふろ):はいって、温まったり、体を洗ったりする湯。そのゆぶね。
- 風情(ふぜい):独特の趣。味わい。また単に、けはい。様子。…のようなもの。
- 弊風(へいふう):悪い風習や風俗。
- 防風(ぼうふう):風を防ぎさえぎること。せり科の多年生植物。夏・秋のころ、白色の小五弁花が咲く。根を薬用にする。
- 暴風(ぼうふう):荒く激しい風。災害をもたらす強い風。あらし。風速が毎秒24.5~28.4メートルで、風力階級10の風。
- 真風(まじ・まぜ):春ごろから夏にかけて吹く南寄りのあたたかい風。
- 松風(まつかぜ):松林にうちつける風。
- 雪風(ゆきかぜ):雪混じりの強風を指す。 大日本帝国海軍の陽炎型駆逐艦
- 洋風(ようふう):西洋風。 西洋的な形式であること。
- 陸風(りくふう):夜間、陸地が海よりも早く冷えるため、陸地から海の方へ吹く風。陸軟風。
- 良風(りょうふう):よい風習・風俗。
- 緑風(りょくふう):初夏の青葉を吹き渡るさわやかな風。
- 冷風(れいふう):冷たい風。 ひんやりとした風。
- 烈風(れっぷう):非常に激しい風。
- 和風(わふう):日本風。穏やかな風。ふつう、春の風。
出典:Oxford Languages,goo国語辞典,Weblio辞書,Weblio古語辞典,Wikipedia
まとめと感想
今回は風のつく言葉を200語紹介しました。お探しの言葉やその意味は見つかったでしょうか。もし,間違えているものがあれば,ご連絡いただければ幸いです。
専門的と思える言葉も少し取り扱いましたが,風に関する言葉は素敵な言葉も多いなと思いました。久しく更新していなかった風や雪についての記事の更新もこれから少しずつ進められればと思いますので,興味のある人は見ていただければと思います。