スマートロックで快適な生活
鍵のないスマートな生活に憧れてスマートロックで最も有名なものの一つであるQrio Lock(キュリオロック)を導入してみました。
鍵を持たなくてもドアを自動的に閉めてくれるだけでなく,携帯電話を持っていればGPS機能を使って自動的に開けてくれるという優れものです。
私はこのキュリオロックを導入してから買い物をして両手が塞がっていてもポケットやかばんから鍵を取り出す必要がなくなったのでとても便利と感じています。
入口のドアにたどり着くころに自動的に開錠してくれるのは見えない執事が自分のためにドアを開けてくれているようなイメージです。
簡単取り付け
キュリオロックの取り付けには工事などが不要です。
超強力な3Mの両面テープが同梱されておりそれを利用して取り付けます。
両面テープはあらゆるドア材を想定して十分取り付け強度が出るものが選ばれており,両面テープであれば工事が不要ですしかなり気軽に使えるなと思いました。
私は賃貸住宅に住んでいますが,両面テープなのでドアに傷がつくことはなく安心して購入に踏み切ることができました。
キュリオロックが落下する
キュリオロックはとても便利なのですが,一点だけ問題があります。
それはキュリオロックの重さが重いため,温度や湿度などの環境変化によってキュリオロックが落下してしまうことです。
落下した経験がないという人も多いかもしれませんが,私は最初の取り付け方が悪かったのか,使い始めて1か月ほど経ったときに落下し始めるようになりました。
一度落下してから説明書を読み直してドアを中性洗剤できれいにして(最初に取りつけたときは弱アルカリ性の洗剤を使っていました…),油脂やホコリをできる限り取り除いてから予備の3Mのテープ(購入時に予備のテープも入っています)を使ってドアに2分以上圧着させて設置しました。
説明書に書いてある通りに接着したので今度こそ大丈夫だろうと思ったのですが,また季節が変わって2か月くらいしたときにキュリオロックが落下して一部のパーツがバラバラになっていました。
説明書を読んで取りつけたはずなのに絶望しました。
テープの粘着力はまだあるようだったので何度かドアをきれいにして付け直したり,説明書を読み直して回転軸の関係も考えて取り付け方法を工夫してみたりしたのですが,長くて2か月,短くて3日で落下してしまうというとても悲しい状態になりました。(おそらく本体には悪いですが,落下しても簡単には壊れないのでそこは安心でした。)
おそらく落ちた原因はドアの表面に細かい凹凸があり汚れが付きにくいよう特殊な加工がされているからではないかと思いましたが,原因は分からないので今のドアには使えないのかなとせっかく購入したけど使えなかったと思い,次の引っ越しまであきらめようかなと思っていました。
しかし,キュリオロックはそれなりに高価なものなので使わないのはもったいないのと,やはり便利なので使ってこそ価値が出ると思ってどうにかならないかなと考えていたある日,玄関ドアに磁石でつけてみればいいんじゃないかと思いついて試してみることにしました。
【超簡単・施工不要】Qrio Lockの落下防止対策
【たったこれだけ】ネオジム磁石を使った取り付け
玄関ドアに郵便受けに入っていた某水道屋さんのマグネットが付くことに気づき,強力な磁石ならドアに付けられるなと思いました。
また,キュリオロックが落下したときにどうして落下したのかよく見ると,毎回ドア側の接着面が剥がれることで落下していました。
つまり,キュリオロック側の接着面から剥がれるということはまず発生しないと思って磁石と両面テープを組み合わせて取り付けてみようと思いました。
使った磁石はこちらです。強力な磁石としてネオジム磁石を選択して,両面テープの部分は別に購入しても良かったのですが,一体になっている方が手間がかからないと思ったので一体タイプのものを選びました。
磁石の片面には強力3Mの両面テープが付いており,厚さや見た目がキュリオロックに同梱されてきたものと少し似ていたのでその両面テープをキュリオロック側につければ両面テープとキュリオロック側が剥がれることはないだろうと思いました。
あとは大きさが30mmということでキュリオロック側に3つくらい取り付けられるのでそれなりに安定感も出るだろうと想像して接着してみました。
接着したときの写真はこちらです。3枚のネオジム磁石を貼り付けています。
玄関ドアに取りつけた様子がこちらです。
見た目は両面テープで接着した時とあまり変わらないかもしれません。
マグネットを使用してからの使用感の変化はあるか?
ネオジム磁石を使った接着をしてからキュリオロックの落下は一度も起こらなくなりました。
キュリオロックは少し大きいので,過去にはドアを開けるときに「キュリオロックにぶつかって落下する」ということもありましたが,ネオジム磁石によるマグネットでの接着をしてからはぶつかって場所が少しずれることがあっても落下することはありませんでした。
また,磁石での接着の場合は比較的簡単に接着位置を変えられるので,最初に取りつけてからの微調整もできます。落下しなくなっただけでなく,この微調整ができるようになったのも今回の落下防止対策のメリットでした。
微調整できるということは鍵を開錠するときに反力で本体が動くのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれませんが,そこはネオジム磁石が超強力なので本体が動くことはありませんでした。
接着の心配だけでなく,ネオジム磁石は強力なのでこの磁力でキュリオロックの動作に異常が発生するかもしれないと少し心配しましたが,これまで動作の異常が発生したことはありません。
ネオジム磁石に変えてからキュリオロックのある生活を取り戻して,今まで以上に快適な毎日を再び送れるようになりました。
この方法は賃貸住宅にお住まいの方でも簡単にできるネオジム磁石を使った接着についてはぜひ試してみていただければと思います。
【まだ使ったことのない人へ】取り付けと開閉の不安はないか?
私はQrio Lockを使ってすごく便利だなと感じているのですが,まだ使ったことがない人にとっては,取り付けることの不安と自分が思ったように開閉しないのではないかという不安があると思います。
取りつけることへの不安はここまでで説明した通り,もともと両面テープで接着することとなっており,もし両面テープで上手く接着できない場合はネオジム磁石を使えば解決できるかと思います。
鍵が自分で思ったように開閉しないのではないかという不安について,私も初めて使ったときには勝手にドアが開いてしまうのではないかとか外出中に鍵が開いた状態になっているのではないかと不安に思うことはありました。
しかし,ドアが閉まる仕組みはドアが閉まった状態を検知してドアがある位置にきたら自動で動作することとなっており,ドアが開く仕組みは自分の携帯電話のアプリなどから開錠操作を行うかGPS機能でドアに近づくとそれを検知して開錠されることとなります。
キーレス(鍵を差し込む必要がない)の車が勝手に外から操作されて盗まれないだけでなく,車の中にいないとエンジンをかけられないのと同じく,Qrio Lockもよほどのことがない限りは外から操作されて鍵を開けられることはなく,自分の携帯がある範囲内に入らないと開錠されないような設定となっています。
私は一人暮らしをしているので基本的には自分しか開錠しませんが,家族に鍵をシェアしたり,時間限定の鍵を発行することもできるだけでなく,誰が開錠したかという記録もQrio Lockには記録されるので,鍵の貸し借りの手間を減らすことや鍵の紛失を防ぐこともできると思います。
まとめ
今回はQrio Lock(キュリオロック)の落下防止対策を記事にしました。
ドアが木製の場合は難しいかもしれませんが,多くのドアは金属でできていて磁石がくっつくと思います。
これまでにQrio Lockがドアから落下してしまうという経験がある方や落下の心配がある方にはぜひこの方法を検討してみていただければと思います!
また,使ったことがないという人はぜひQrio Lockを使ってみていただければと思います。
この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。
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