ピアノを練習するモチベーションを上げる方法

ピアノ

ピアノが好きな人は自然と毎日ピアノに向かうと思います。しかし,なかなかモチベーションが上がらずピアノに向かうのが億劫だなと感じる人もいるかもしれません。また,ピアノに向かう時間を取れないという人もいらっしゃるかもしれません。

今回はモチベーションを上げて毎日ピアノに向かうことができるかということをテーマに記事を書いてみようと思います。

ピアノを弾くモチベーションを上げる方法

グランドピアノを弾く環境を作る

少し前の記事でグランドピアノと電子ピアノの差について記事にしていますが、普段から電子ピアノやアップライトピアノでしか練習していないという人はぜひグランドピアノを弾いてみると良いと思います。

もし貸しスタジオを使う場合、1時間2000円などと言われると「少し高いな…」と感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、1ヶ月に1回でも自分が電子ピアノやアップライトピアノで練習してきた曲を弾いてみるとその1時間で一気に上達することができるます。それに、やはり一番のモチベーションアップの方法だと感じています。

ピアノの位置を変える(電子ピアノの場合)

グランドピアノやアップライトピアノではかなり難しいのですが,電子ピアノでは移動させることがそれほど難しくないので,ピアノの位置を変えてみるということが方法の一つとして考えられます。

最近はテレワークも多くなり,私も在宅勤務の機会があるのですが、私は自分の作業用の机の後ろに電子ピアノを設置して、テレワークの時の昼休みの休憩時間や終業後、出勤する場合でも夜帰って作業をしながら弾けるようにスタンバイしています。仕事中に弾きたくなることももちろんありますが、どうしても弾きたくなったら音階を少しだけ弾くということもあります。考えが煮詰まってしまったときに5分だけ音階などを弾くとその後一気に作業が進むということもよくあります。

朝起きたら少しだけピアノを弾く

Youtubeなどでモーニングルーティーンとして素敵な動画を投稿されている人もいらっしゃいますが、その中にピアノを弾くということを入れることもおすすめです。私は音階を24調弾くことを基本にしていますが、所要時間は大体10分くらいです。最近はツェルニー毎日の練習曲、ブラームスの51の練習曲などの比較的短めでしっかり技術がまとまった練習を少しずつこなすようにもしています。音階を弾くよりも技術的な練習と譜読みの練習にもなるのでおすすめです。この2つの曲は少し練習時間はかかりますので早起きできた日に弾くことが多いです。

時間を区切った練習ということを考えると決まった練習をすることが良いと思いますが、もちろんまとまった時間を必要とする練習をすることはできませんが、短い時間で昨日のおさらいをしたり、以前弾いていた曲が弾けるか確認するなどの簡単な練習を行うことも有効です。

毎日何かしら上達していることに気づく

何かしらの上達の中には「初見での譜読みが前よりできるようになった」や「左手の動きが軽くなった」「半音階がデコボコしなくなった」など自分が課題だと思っていることが自分の中で少しずつできるようになったと感じることが挙げられます。あくまで自分の中の基準で構いません。

細かい違いでも毎日何かができるようになったことに「気づく」とピアノに向かうたびに上手くなれるという感覚になるため、モチベーションの維持につながります。もし、なかなか上手くならないと思っている人は気づいていないだけで本当は少しずつ上手くなっていると思っています。もし、毎日の上達をもっと感じたいという場合は「練習の方向性を見直す」か「自分の音楽のこだわりを見直す」ということをするのが有効だと思います。特に「音楽のこだわり」については自分が表現したい頭の中の音楽をどういう技術を使って表現するか考えるきっかけになるため、練習の仕方が変わることもあるため、今以上に上達を感じやすくなるかもしれません。

こだわりを持つということは、ピアノに限らず新しいことを始めた時のモチベーションにもつながると思います。私も仕事にプライベートに自分の中でのこだわりを持っていきたいです。

毎日初見練習をしてみる

毎日譜読みを進めるということは人によってはかなり苦行に感じるかもしれません。あまり譜読みが大変な場合は毎日、初見の練習をしてみると1週間もするとかなりスムーズに楽譜が読めるようになります。過去に2つの楽譜の読み方についての記事を書いていますが、こうした楽譜の読み方の基本を押さえた上でごくごく簡単な曲(例えばこちら)を毎日1曲でも弾いてみると楽譜を見ながらピアノを弾けるようになってきます。

私も楽譜を読むことはかなり苦手なのですが、訓練を続ければ人間できるようになるもので、半年近く初見練習をしたところ、楽譜を読むスピード(初見で弾けるようになるまでの時間)がかなり早くなったと思います。もちろんこれは自分の感覚の問題ですが、こうした上達はモチベーションにつながりました。

まとめ

ピアノを練習するときのモチベーションを上げる方法について文章にしてみました。何かを続けるとき、モチベーションを保つということはピアノだけでなく様々な場面で役に立ちます。今回はピアノにフォーカスしてみましたが、ピアノ以外でも日常のルーティンに入れることや毎日上達していくことを自分の中で実感しながら取り組めればと思いました。

ゆきふり

タイトルとURLをコピーしました