小学校や中学校,高校では先生のように教えてくれる人がいて,人の話を聞いて学ぶことが多かったのではないでしょうか。
独学の勉強方法には色々な方法がありますが,ここでは,ゆきふりが実際にやってみて効果の高かった独学方法について自分の体験談と絡めてお示しします。
情報を集める(体験談も集める)
独学をする対象があるときにはまず情報収集が必要になります。情報収集についても2つの情報収集があると考えています。
- 独学したい内容そのものの収集(本,インターネット)
- 体験談の収集(友人,SNSやブログの執筆者など)
独学したい内容そのものについては,対象が決まっていれば当然必要なものですね。最近はインターネットが発達したので簡単に集めることもできますが,網羅性や内容の信憑性もありますので,ゆきふりは本を数冊買うことが多いです。
そして,資格試験やスポーツなどの自分の独学したい内容について,独学の効果を高めるためには,実際の体験談が重要になります。自分とは世界が違う人だとがっかりすることもあるかもしれませんが,何人かの体験談を集めてみると共通した考え方や最低限できていないといけないことが分かります。
例えば,一部の特殊な事例を除いて,勉強であればどのくらいの勉強時間が必要そうか,スポーツであればどのようなトレーニングをどのくらいしていたかという情報を集めることも重要ではないでしょうか。次の目標設定にも関わってくる内容だと思います。
対象を決める(目標設定)
情報を集める中で独学で何をどこまでできるようになりたいか,つまり目標設定は決めるべきだと思います。これが,いわゆる目標設定になります。例えば,以下のようなものがあります。
- テストでいい点数を取りたい
- 趣味のスポーツクラブの集まりでいいプレーをしたい
- クイズ番組の問題に答えられるようになりたい
- 自分の生活で知識を活かしたい
- 自分の仕事でスキルを活かしたい
- ○○大学に合格したい など
要するに大切なのは自分がどうしたいか,どんなことができるようになりたいかということが目標になります。その目標に対して最低限どこまで打ち込まないといけないのか。独学で得た技術の先にどうなりたいのか。自分で選択するものが目標になります。
自分で選択して打ち込めることはとても楽しいことです。あるいは打ち込むとまでは言えないもののゆるく取り組むということも楽しいと思います。
高校生くらいになると勉強の範囲も広くなり,やりたくないことをやらされる勉強が多くなるため,かなり辛かった思い出があります。ゆきふりも受験勉強で苦手な分野はあまり手を付けなかったのは今でも反省点です。(当時もっと勉強をしていればよかった)
しかし,大学で自由に勉強科目を選択できたり,より自由に選択して使える時間が増えたと感じたときに,本当に自分でやってみたいことやなりたいものになるために色々チャレンジすることの大切さに気付かされました。
気づく力(全体と部分)
独学をしていくときに最も大切な力の一つに「気づく力」があります。
学ぶことは人を真似ることから始まるといったことや,日本舞踊や寿司職人の弟子は師匠の動きを見て学ぶといったことがありますが,人の動きを見ることで自分と何が違うのか,何ができていないのかを知ることになります。
「見て学べというのは雑だ。教えてくれないから分からない」という意見もあると思います。
もちろん,最初のステップは教えてもらう必要性は高いと思いますが,ずっとそれだけでは成長はできません。
ここでは,自分で独習するためには他人(師匠や達人)と同じことをするのではなくて,
- 師匠や達人にできて自分にできないことは何か
- 自分にはできているけど師匠や達人にはできないことは何か
以上の2点について自分で気づく力が大切だということです。
実際に達人と呼ばれる人は何でもできるますし,圧倒的な差があると思ってしましますが,トータルではなく,部分部分で見てみると初心者であっても一部では同等,あるいはそれ以上のものを持っていることがあります。そういう部分に「気づく力」が独学では大切になります。
視点を変える(見方を変える)
勉強が苦手な人でも「ゲームであれば1日中できる」や「YouTubeなら1日中見ていられる」という人も多いと思います。
これは視点を変えれば,「1日中打ち込めるものがある」と言い換えられます。
自分が1日中打ち込める趣味について,以下のように分析してみると良いと思います。
- なぜ,1日中飽きずに打ち込めるのか
- 自分はどのジャンルのものであれば1日中飽きないのか
そして,自分がやりたいと今は思っていないけど,やらなければならないこととは何が違うのか考えてみるとやりたくなかった理由がより明確になります。
勉強が難しいという人もゲームに置き換えてみると,ゲームでクリアできないステージがあれば,どうやってクリアできるか考えて,そのために色々と工夫してクリアするのではないでしょうか。
こうして視点を変えることはどうしてできないのかという分析力の向上だけでなく,前のパラグラフの「気づく力」の向上にもつながります。
受け身ではない学習
受け身での学びはとても退屈なものだと思います。スポーツでも苦手なスポーツなどやらされて行うものほどつまらないものはないですよね。現実問題,子供は自分の興味のあることでないと続かないというのが現実です。
独学で重要となる4つのポイントについて,もし今まで考えたことがなかった人はぜひ考えてみていただけると良いのではないでしょうか。
- 情報を集める(体験談や経験談も集める)
- 対象を決める(目標設定)
- 気づく(自分ができることは何か)
- 見方を変える(どうしてできているのか・できないのか)
皆さんも自分のやってみたいことはたくさんあると思いますが,独学で学ぶのは大変と思う人も多いと思います。独学での学び方を身に着けて自分の興味のあることに全集中して取り組めるようにできれば,世界が変わって見えてくるかもしれません。ゆきふりも独学の世界にもっともっと踏み込んで上達への道を歩みたいと思います。
ゆきふり
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