風が吹かないことによる被害(ヒートアイランド現象の原因?)

風や雪

夏から秋にかけて台風シーズンになると強風被害が注目されます。強風では,建物の屋根が飛んでいる映像をよく見ますが,ここでは風が弱いこと(風が吹かないこと)による弊害に注目して記事にしてみます。

風が吹かないと何が起こるか

夏暑い日に風が吹くと少し涼しく感じられることがあるかと思います。ここ数年の夏は特に暑さを感じることもあり、風が吹いても熱風を感じることも多いですが、風が適度に吹くことで身体の表面から熱を奪ってくれます。

また、最近はコロナウイルスの影響で適度な換気を行うことも多いと思いますが、風が吹かない場合は窓を開けても室内の空気が移動しません。これは、街の中でも同様で車が多く通る市街地で風が吹かないと排気ガスが滞留してしまいます。

風が目に見えないだけでなく、弱風による被害は強風による被害とは違って被害も基本的には目に見えないことから注目されることは極めて少ないですが、風が吹かないことによる弊害というものも実際の生活では結構あるようです。

ヒートアイランド現象

現代社会の科目やテレビでも取り上げられる言葉として聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

ヒートアイランド現象の解消のための方法の一つとしては街に風を吹かせるということが考えられます。東京や大阪の中心地のように高層ビルが立ち並ぶ場所では、風が街に入り込むように建物の高さを凸凹にしたり,建物の向きを変えるという街づくりをしている都市もあるようです。

参考:https://www.mlit.go.jp/common/001023246.pdf

夏場は水の流れる場所に近づくと涼しく感じられることがあります。水を使った暑さ対策としては打ち水がありますね。水が蒸発する時に物体から熱を奪う作用を利用して古くから道や店の周りで行われていることが多いです。

これを利用して海から吹く風が積極的に街に取り込まれれば、夏場の暑い街を涼しくしてくれる役割があるのではないでしょうか。

まとめ

強風が注目されることが多いですが、風が吹かないことによる被害を簡単に見てみました。

最近は、SNSによって一つのニュースが大きな動きになることも多いですが、相反する意見の両方の立場を理解できることにもつながると思います。

視点を変えることで見えてくる世界もあると思います。弱風が被害になるということを考えたことはほとんどありませんでしたが、今回のトピックのように視点を変えて物事を見ることについても皆さんと共有できればと思います。

ゆきふり

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