春がつく言葉一覧
新年を迎えて1か月ほど経ちました。
新年を迎えることを「迎春」というように春に関する言葉はたくさんあります。
春という言葉には新しいものや心が躍るようなイメージがある人も多いのではないでしょうか。
春のつく主な言葉を集めてみましたので「Ctrl+F」調べたい言葉を検索するなど簡単な辞書のように参照にしていただければと思います。
春がつく言葉(50音順)
- 改春(かいしゅん):年が改まって春となること。また、新春。新年。
- 回春(かいしゅん):年が改まって、また春になること。新年になること。若返ること。
- 懐春(かいしゅん):年ごろになって春情を抱くこと。異性を思うようになること。特に、女子にいう。
- 魁春(かいしゅん):年が改まって春となること。 また、新春。 新年。
- 買春(かいしゅん・ばいしゅん):男性が金品を代償として女性と性交すること。
- 春日(かすが・しゅんじつ・はるひ):春の季語のひとつ。春の日。春の日ざし。
- 春子鯛(かすごだい):鯛の稚魚のこと。
- 賀春(がしゅん):新春を祝うこと。
- 酣春(かんしゅん):春真っ盛り。一年で最も春らしい時期。
- 季春(きしゅん):春の終わりの一か月。晩春。陰暦三月。
- 喜春楽(きしゅんらく):雅楽の舞曲。
- 吉春(きっしゅん):めでたい新春。 年賀状などに用いる語。
- 九春(きゅうしゅん):春の90日間のこと。
- 球春(きゅうしゅん):プロ野球のキャンプやオープン戦が開始される春の時期。
- 去春(きょしゅん):去年の春。昨春。
- 慶春(けいしゅん):新年を喜んで祝うこと。
- 迎春(げいしゅん):新年を迎えること。
- 迎春花(げいしゅんか):おうばい(黄梅)
- 建春門(けんしゅんもん):平安京内裏外郭十二門の一つ。
- 呉春(ごしゅん):大阪の日本酒。
- 小春(こはる):初冬の穏やかで暖かい春に似た日和が続くころ。陰暦10月の異称。
- 小春空(こはるずら):冬の初め頃のおだやかに晴れた空。
- 小春凪(こはるなぎ):小春のころの、穏やかな海のなぎ。
- 小春日和(こはるびより):晩秋から初冬の頃の穏やかで暖かな天気。※春の天候ではない
- 今春(こんしゅん):今年の春。この春。
- 金春座(こんぱるざ):能の大和猿楽四座の一つ。
- 金春流(こんぱるりゅう):能のシテ方五流のうち最も古い流派。
- 昨春(さくしゅん):去年の春。
- 三春(さんしゅん・みはる):春の三か月。 陰暦の1~3月。
- 残春(ざんしゅん):残り少なくなった春。春のなごり。春の末。
- 思春期(ししゅんき):青年期の前期。12~17歳ごろの精神的にも大きな変化の現れる時期。
- 寿春(じゅしゅん): 新年を祝う言葉。 年賀状などに使う。はるをことほぐ。
- 春意(しゅんい):春めく気配。また、春ののどかな気分。
- 春衣(しゅんい・はるぎ):春に着る衣服。 春服。
- 春陰(しゅんいん):春の曇りがちな天候。春の季語。
- 春蚓秋蛇(しゅんいんしゅうだ):書の字体が細くうねリ曲がってつたないこと。
- 春雨(しゅんう・はるさめ):春、静かにふる雨。すき通った線状の食品。
- 春雲(しゅんうん・はるぐも):春の雲。
- 春怨(しゅんえん):若い女性が春の気配に感じてもの思いにふけること。恋に嘆くこと。
- 春歌(しゅんか):春の歌。性的なことを露骨に表現した歌。
- 春化(しゅんか):植物が低温状況に一定期間さらされることで、開花・発芽能力が誘導されること
- 春花(しゅんか・はるはな): 春に咲く花。 春の花。美しい姿などのたとえ。
- 春華(しゅんか):春花に同じ。
- 春画(しゅんが):特に江戸時代に流行した性風俗画。
- 春花秋月(しゅんかかげつ):春の花と秋の月。 美しく清らかな自然界の美のたとえ。
- 春夏秋冬(しゅんかしゅうとう):1年の四つの季節。四季。
- 春官(しゅんかん):中国の周代の官名。王を補佐して祭典や礼法をつかさどる。
- 春寒(しゅんかん・はるさむ):立春後になお残る寒さ。
- 春季(しゅんき):春の季節。
- 春期(しゅんき):春の時期。
- 春機(しゅんき):異性に対する性的な欲情。
- 春気(しゅんき):春の気配。 また、春の気候。
- 春菊(しゅんぎく):キク科の一年生または越年生の植物。
- 春窮(しゅんきょう):晩春、麦の収穫期前に米などが不足すること。春の端境期。
- 春興(しゅんきょう):春のおもしろみ。春の興趣。
- 春暁(しゅんぎょう):春の明け方。
- 春琴抄(しゅんきんしょう):谷崎潤一郎の小説。
- 春景(しゅんけい):春のけしき。
- 春慶塗(しゅんけいぬり):漆塗の技法、またはその技法で製造された漆器。
- 春月(しゅんげつ):春の夜の月。おぼろ月。
- 春光(しゅんこう):春の光景。春のけしき。春の日ざし。
- 春耕(しゅんこう):春に土を耕すこと。
- 春郊(しゅんこう):のどかな春の郊外。春の野。
- 春材(しゅんざい):木材の生長が盛んなときに形成される、組織が粗大で軟弱な部分。
- 春霰(しゅんさん):春に降る霰(あられ)。
- 春蚕(しゅんさん・はるご):4月中旬に孵化して育てられる蚕。
- 春山(しゅんざん・はるやま):春のころの山。春の趣を呈した山。
- 春思(しゅんし):春に生じる心持ち。春の思い。春心。
- 春社(しゅんしゃ):春の社日 (しゃにち) 。
- 春首(しゅんしゅ):一年の最初の月季節。新年。
- 春愁(しゅんしゅう):春の日の、何となく悩ましく感ずる、物思い。
- 春秋(しゅんじゅう):春と秋。年月、一年。
- 春秋高し(しゅんじゅうたかし):年齢が高いこと。
- 春初(しゅんしょ):春のはじめ。 春首。
- 春宵(しゅんしょう):春の夕方。春のよい。
- 春情(しゅんじょう):春らしいようす。色情。春機。
- 春情(しゅんじょう):色情。いろけ。春らしい様子。
- 春色(しゅんしょく・はるいろ):春のけしき。春景。なまめかしい様子。
- 春信(しゅんしん):春の訪れ。梅などの春の花が咲いたことを知らせる便り。
- 春心(しゅんしん・はるごころ): 春に心の中に生じる思い。春思。好色な気持ち。春情。
- 春水(しゅんすい):春になって氷や雪がとけて流れる水のこと。
- 春節(しゅんせつ): 中国、台湾などで旧暦の正月のこと。新暦の正月よりも盛大に祝う。
- 春雪(しゅんせつ):春になってから降る雪(あわ雪)。
- 春蝉(しゅんせん・はるせみ):小型のセミで季節に先駆け最も早く鳴き出す蝉。
- 春前(しゅんぜん):春のはじめ。春先。
- 春暖(しゅんだん):寒い冬を経た後の、春のあたたかさ。
- 春泥(しゅんでい):春にありがちな(雪どけなどによる)ぬかるみ。
- 春闘(しゅんとう):労働組合が毎年春に行う、賃上げ要求を中心とする闘争。
- 春風(しゅんぷう・はるかぜ):春に吹くおだやかな風。
- 春風駘蕩(しゅんぷうたいとう):春の風がのどかに優しく吹いているさま。平穏であること。温厚でのんびりした性格や態度。
- 春分(しゅんぶん):昼と夜の長さの等しい日。3月21日ごろ。
- 春眠(しゅんみん):春の夜の快い眠り。春の眠り。
- 春霖(しゅんりん):仲春から晩春にかけて降る長雨のこと。
- 春雷(しゅんらい):春に鳴る、かみなり。
- 春蘭(しゅんらん): ラン科の常緑多年草。花言葉「控えめな美」「飾らない心」。
- 春嵐(しゅんらん・はるあらし):春先に吹くはげしい風。春、山野にかかるもや。
- 頌春(しょうしゅん):新年をほめたたえること。賀春。
- 初春(しょしゅん・はつはる):春の初め。新年。新春。
- 青春(せいしゅん):夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代をたとえたもの。
- 惜春(せきしゅん):春の過ぎて行くのを惜しむこと。
- 早春(そうしゅん):春の初めごろ。
- 徂春(そしゅん):過ぎ去っていく春。
- 竹春(ちくしゅん):陰暦8月の異称。竹の春。
- 仲春(ちゅうしゅん):春半ばの一か月。陰暦では二月。仲の春。
- 春宮(とうぐう):皇太子の住む宮殿。 また、皇太子。
- 春宮坊(とうぐうぼう):皇太子に関する事務をつかさどった役所。
- 常春(とこはる):一年中が春のような温暖な気候であること。
- 生春巻(なまはるまき):油で揚げない春巻。
- 春一番(はるいちばん):立春から春分の間に日本海の低気圧に向けて吹く強い初めての南風。
- 春霞(はるがすみ):春の季節に立つかすみ。
- 春駒(はるこま):張り子などで馬の頭の形をつくり、下端に車をつけ子供が跨って遊ぶ玩具。
- 春先(はるさき):春の季節に入ったころ。早春。
- 春作(はるさく):春に栽培・収穫する作物。
- 春告魚(はるつげうお):春先に代表される魚。ニシンを指すことが多い。
- 春告鳥(はるつげどり):ウグイスの別名。
- 春と修羅(はるとしゅら):宮沢賢治の詩集。
- 春永(はるなが):日が長く感じられる春の季節。いつかひまな時。
- 春夏物(はるなつもの):春・夏に用いるもの。特に、春・夏用の衣服。
- 春の海(はるのうみ):春の陽光を受けたのどかな海。宮城道雄が作曲した箏曲。
- 春の祭典(はるのさいてん):ストラヴィンスキーの楽曲。
- 春の七草(はるのななくさ):せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの総称。1月7日の人日(じんじつ)の節句の行事食。七草がゆ。
- 春の湊(はるのみなと):春の行きつくところ。 春の果て。 はるのとまり。
- 春疾風(はるはやて):砂塵を巻きあげて吹く春の疾風。春嵐。
- 春日影(はるひかげ):春の日の光。春の陽光。春陽。
- 春巻(はるまき):中国料理の点心の一つ。具材を小麦粉の皮に包み、油で揚げたもの。
- 春待月(はるまちづき):陰暦12月の異称。
- 春祭(はるまつり):立春から立夏までの2~4月に行われる神事祭礼。
- 春野菜(はるやさい):春に成熟する野菜。タケノコ・フキ・新タマネギ・春キャベツなど。
- 春竜胆(はるりんどう):リンドウ科リンドウ属の冬型一年草。
- 晩春(ばんしゅん):春のおわりごろ。
- 麗春花(ひなげし・れいしゅんか): ひなげし
- 杪春(びょうしゅん):陰暦では三月をいう。 晩春。 季春。 暮春。
- 暮雲春樹(ぼうんじゅんじゅ):遠く離れている友人に思いをはせること。
- 暮春(ぼしゅん):春のおわりごろ。晩春。
- 三春駒(みはるごま):福島県郡山市と三春町の伝統工芸品・郷土玩具。
- 孟春(もうしゅん):春の初めの一か月。初春。陰暦一月。
- 行く春(ゆくはる):過ぎ去ろうとしている春。 晩春。
- 陽春(ようしゅん):陽気のみちた暖かい春。 陰暦正月の異称。
- 立春(りっしゅん):二十四気の一つ。暦の上で春が始まる日。陽暦二月四日ごろ。節分の翌日。
参考:Oxford Languages,デジタル大辞泉,Weblio辞書,コトバンク,goo国語辞書
風シリーズと雪シリーズはこちら
まとめ
自分の勉強も兼ねて言葉をまとめていると知っている言葉が増え,聞いたことがあるけど知らなかった素敵な言葉もたくさんあることに気づきました。
また,春がつくの言葉には比較的難読漢字が少ないということも勉強になりました。
この記事を書き始めたのは立春なので暦の上ではどんどん春に向かっている季節です。
新しい年が始まって色々なことが動き出していますが,一年のスタートダッシュを維持できるといいなと考えています。
この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。