すぐに演奏できる曲はどのくらいある?【レパートリーを増やすために】

ピアノ

曲のレパートリーを増やしたい

皆さんはピアノが目の前にあってすぐに弾ける曲はどのくらいあるでしょうか。
ピアノのレッスンで習っていた曲もレッスンが終わったら弾かなくなってしまうという曲も多いかもしれません。
ピアノを弾く人にとってすぐに弾ける曲が増えることは音楽の表現の幅が広がるだけでなく,技術的なレベルの向上も見込めますし,突然発表会に出てほしいと頼まれたときにも練習時間は短くて澄みますし,選曲に困ることもありません。
今回はすぐに演奏できる曲を増やすための方法を記事にしてみます。

曲のレパートリーを増やすためにはなにができる?

すぐに弾ける曲は,「レパートリー」とも呼ばれます。
曲のレパートリーを増やすためにはどういったことをすれば良いか考えてみます。

一度弾いた曲を弾けるようにし続ける

皆さんは一度でも発表会やレッスンで弾いた曲は今も弾くことができますか。
レッスンや発表会で弾く曲を弾けるようになるまでにはそれなりに時間を使ってそれなりに努力をしたと思います。
そうした曲は時間が空いてからでも少ない練習時間で弾くことができますが,もちろん弾き続ければ一定のクオリティで演奏することができるため,一度弾いた曲を忘れないように弾き続けることは曲のレパートリーを増やす上では重要になります。
過去に弾いてきた曲の中には自分が好きな曲や苦労して譜読みした曲もあると思います。
苦労して練習した時間や努力は全く無駄になるものではありませんが,それを忘れてしまうとかなりもったいないです。
自分が練習してきた思い出とともに一度弾いたことがある曲を時々練習し続けることは,曲のレパートリーを増やす上では良い方法であると思います。

簡単な曲を中心に難易度の異なる曲をたくさん弾けるようにする

曲のレパートリーとなるを増やすときに,発表会で弾くような難しい曲だけでなく,初見でも演奏できる曲や数時間から半日である程度弾けるようになる曲をたくさん弾けるようにするということも良い方法だと考えられます。

今は定期的にピアノのレッスンに通っていないという人や自発的にピアノを始めたあるいは再開したという人は自分で好きな曲を選んで弾くことができます。
当然ですが,その時に自分の目標としている曲以外も弾いてみるとレパートリーは徐々に増えます。
レパートリーを増やすことにメリットを感じなくても,自分が弾きたいと思う曲が1つ以上ある人は難易度の簡単なものと難しいものを同時に練習してみることをおすすめします。
(※もちろんピアノのレッスンに定期的に通っているという人もレッスンで習っている以外の曲を練習することをおすすめします!)
1曲ずつ仕上げていく方が譜読みをしていく上では効率的ですが,手を出している曲が難しい曲だけだとなかなか進まず,達成感も得るためにはやや時間がかかります。

弾きたいと思っている曲が難しいと感じる人は簡単な曲も練習に組み込むと曲のレパートリーが少しずつ増えますし,練習のモチベーションも上がります
さらに,簡単な曲を人前で披露できる100%のクオリティとならなくても,それなりなクオリティで演奏できる曲が増えてくるとピアノを演奏する自信にもなります。

そのためには何が必要?

次に,レパートリーを増やすときに必要となりそうなスキルを考えてみます。
スキルが盤石なものになるまでには根気がいると思いますが,自分の練習方法を見直すきっかけになるかもしれません。
ここでは必要なスキルについて大きく2つ考えてみます。

曲を早く仕上げるためのスキル

1つ目は曲を早く仕上げるためのスキルです。
曲を早く仕上げるためのスキルを細かく分析すると,読譜力基礎技術の向上が考えられます。
もっと具体的にしていくと,様々な調への対応スピード指が回ることテンポの速い遅いへの対応などの様々な技術があります。
こうしたスキルを総称して「曲を早く仕上げるためのスキル」とします。
レパートリーを増やすためにはこのスキルに加えて次のスキルも必要となります。

曲を覚えるスキル(暗譜する力)

曲を覚えるスキルは曲を頭や身体の中ストックすることです。
少しずつ色々な曲を弾くだけであれば曲を早く仕上げるためのスキルで十分ですが,レパートリーを増やすためには曲を覚えるスキルも必要です。
つまり,楽譜を見ずに曲を再現する記憶力がレパートリーを増やすためには重要となります。
暗譜が早くなると技術が身につくのが早くなるので,暗譜に興味がないという人も意識して暗譜をしてみると曲を弾く技術が盤石なものになります。
もちろん,楽譜があれば弾けるという状態も十分なスキルではありますが,ピアノを弾く総合力を高めるためにも暗譜する力も重要です。

まとめ

今回はピアノの前に座ってすぐに演奏できる曲,いわゆるレパートリーを増やすためにはどういったことができれば良いか記事にしてみました。
ピアノを弾く上でレパートリーを増やす必要がないという人も,自分のレパートリーが増えると演奏に自信がつくことが分かると思います
もし,ピアノのレッスンを受けている方でレッスンの課題として与えられている曲しか練習をしたことがない人はぜひ初見でも弾けるレベルの簡単な曲を自発的に練習してみると一気に上達していけると思います。(言うのは簡単ですが,時間と気持ちに余裕があるかによっても変わりますね。)
ブルクミュラーやソナチネアルバムはピアノ中級者くらいであれば難易度もそれほど高くないのでおすすめです。

この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。

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