イチローのレーザービームが生まれた動画では何と言っていたのか?【英語と日本語訳を紹介】

雑記

ゆきふりです。
野球があまり詳しくない人でもイチロー選手を知らないという人はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
今回はシアトルマリナーズでプレーしていたイチロー選手の代名詞の一つ「レーザービーム」が生まれた瞬間の動画で実況が何を言っていたのか見てみようと思います。

イチロー選手のレーザービーム

今や野球を知っているひとにとっては外野からの矢のような送球のことを「レーザービーム」ということはよく知られたことと思います。
私も野球が好きなので既になじんだ言葉となっていますが,この言葉が誕生したイチロー選手のプレーがあります。
以下の動画のはじめの20秒ほどがそれに該当します。

実況のリック・リズさんも大熱狂していますが,ほれぼれするくらい美しい送球です。
動画には他にもイチロー選手の素晴らしい送球がたくさんあるますので,野球やイチロー選手が好きな人にはたまらない映像かもしれません。

実況の英語では何を言っていたのか?

一部は日本語字幕がついていますが,日本語字幕がついていない部分について英語の実況で何を言っていたか聞き取ってみました。
ネイティブの滑らかな実況で英語がつながって聞こえる部分もありますし,聞き取りに間違っている部分もあるかもしれませんが,以下のようなことを言っているように聞き取れました。

英語の書き起こし

Ground ball base hit into the right field.
Heading for third is Terrence Long, the throw by Ichiro.
Beautiful peg, he got him. Holy smokes!
A laser beam strike from Ichiro to the third base-man David Bell.
And Terrence Long is gunned down at third base.
What a throw. Two outs.

日本語訳全文(書き起こした英語をもとに日本語訳をしてみる)

ライト前にゴロで抜ける。
1塁走者は2塁を蹴って三塁に向かいます。送球はイチローから。
素晴らしい送球。アウトだ。なんということでしょう。
イチローから三塁手のデイヴィッド・ベルへのレーザービームの送球だ。
そしてテレンス・ロングは三塁でアウトになります。
なんという送球でしょうか。2アウトになりました。

大まかな言葉の意味

ground ball:ゴロの打球(地面を転がるような打球)
base hit:安打(ヒット)
in the right field:ライト(イチロー選手のポジション)
Heading for third is Terrence Long:テレンス・ロングが三塁に走ります。
the throw by Ichiro;イチローからの送球
Beautiful peg:素晴らしい送球(野球で素早い送球の意味があるようです)
He got him:イチローはロングをアウトにしました。
Holy smokes:素晴らしい,なんということでしょう(感嘆の言葉のようです)
A laser beam strike from Ichiro to the third base-man David Bell:イチローからのレーザービームが三塁手のデイヴィッドベルに投げられました。
Terrence Long is gunned down at third base:テレンスロング選手は三塁でアウトです。
What a throw:なんという送球でしょう。
Two outs:2アウトです。

聞き取り間違いもあるかもしれませんが,意味や内容が大きく違うことはないと思います。
構文で少し難しいのは
動名詞が主語になる「Heading for third is ~」と感嘆文の「What a ~」くらいでしょうか。
それ以外はそれほど難しいものではないのではないと感じました。

文法についてのオススメ参考書についてはこちらの記事も参考にしていただければ幸いです。

聞き取ってみた感想と分かったこと

分かる範囲での聞き取りをしてみましたが,ネイティブ英語は音がくっついたり省略されるように聞こえる部分があり何度も聞き直してみました。
学校の勉強で英語のリスニングがあると思いますが,そのようなきれいな英語以外に感情の入った生の英語を聞いて見るとかなりギャップがあると思いました。
英語が聞き取れないというのは英会話をする上では自信を無くしてしまうものかもしれませんが,これは日本語であっても会話が聞き取れなかったり,激しい曲や音程の上下が激しい曲で歌詞が上手く聞き取れなかったりするということと似ているかもしれません。

そのため日本語であっても同様ですが,言葉の100%を理解していなくても会話の内容は遠からず分かる場合があったり,聞き取れなかったら「え?」「今なんて言った?」のように聞き返すことがあることから聞き取れないことに自信をなくす必要はないのかなと感じています。

まとめ

今さらかもしれませんが,イチロー選手のレーザービームが誕生した名場面について自分で聞き取れる範囲で何を言っているか聞き取ってみました。
生きた英語を聞き取ってみると,自分が想像している英語の音に含まれていないものがどんどん聴こえるようになり,聞いていくうちにどんどん「こうじゃないかな」と思える範囲が増えました。
簡単なことでもこうした少しずつの積み重ねが英語を使うモチベーションになるかなと思いました。
この記事が皆さんの役に立てばうれしいです。

ゆきふり

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