電子ピアノ弾き比べ【CASIOとYAMAHAとROLAND】

ピアノ

電子ピアノ弾き比べ:レビュー

新型コロナウィルスの感染者が減ったので,久しぶりに電子ピアノの試弾をしてきました。
私がいつも使っているのはCASIOのPriviaですが,他の電子ピアノを弾いてみたらかなり性能の差があることを感じましたので記事にしてみます。

現在使っているピアノ(Privia PX-770)

現在,使っているピアノはCASIOのPrivia PX-770です。
こちらは電子ピアノの中では比較的手ごろな価格であるだけでなく,取り扱っている店舗もとても多いということもあり,当時はあまり調べずに購入しました。
ただ,性能として不足していると感じることはないですし,長く使っていても音が出なくなるような不具合もありません。
演奏性能だけでなく,本体がそれほど重くないので部屋のレイアウトを変える時もすぐに移動させられるというメリットもあります。

過去にこの電子ピアノを使っていて困ったことはほとんどないですし,何でもいいから家に電子ピアノが欲しいという人には価格帯も比較的手ごろなので心からおすすめできます。
しかし,世の中には電子ピアノにはたくさんの種類があるので,高性能のものを選べばもっと性能が高いものもあります。

電子ピアノの弾き比べ

以前,電子ピアノの弾き比べをして記事を書いていますが,その当時と印象が変わっているかもしれないと思って,家電量販店を何店舗かはしごして電子ピアノの弾き比べをしてみました。
電子ピアノの大まかな紹介についてはこちらの記事も参考にしていただければ嬉しいです。

参考:ピアノの性能の比較

試弾したピアノのメーカーはROLAND,YAMAHA,KAWAI,CASIOです。
もちろん好みもあると思いますが,特に価格帯の高いものについてはいつも使っている電子ピアノと大きなギャップを感じました。

いつも使っている電子ピアノとグランドピアノとのギャップ

いつも使っているCASIOのPriviaはそれほど悪いものとは思っていませんし,これでも十分だと思っていました。
しかし,他のメーカーの電子ピアノと弾き比べてみると,電子ピアノのタッチの重さやタッチに伴う雑音がかなり違う印象を受けました。
CASIOのPriviaシリーズは鍵盤が一番下に下がったときに大きな音(下部雑音というのでしょうか?)と抵抗がありますが,特に,YAMAHAとROLANDでは少しのタッチで音が鳴らしやすいだけでなく,下部雑音もなく,とても弾きやすく感じました。

電子ピアノとグランドピアノは楽器として同じものではないので,同じレベルの性能をそのまま求めるべきではないと思いますが,弾いていて心地の良いものを選ぶということは楽器選びの上では大切だと思っています。
グランドピアノでもメーカーによる個性もありますので,電子ピアノのメーカーによる性能や弾きやすさの差もそれと同じように捉えることもできるのかなと感じました。

自動演奏やピアノ以外の音色を選択するなどの電子ピアノによくある機能についてはメーカーによる差はそれほど大きく感じませんでした。
どのピアノでも基本的な機能は同じではあるものの,出る音については,各電子ピアノでやや違っていました。
家電量販店では周りの音も大きいのではっきりと違いが分からないものもありましたが,同じ「グランドピアノ」を選択しても丸いイメージの出るメーカーとパリッとした印象の音が出るメーカーなどの弾いて感じる差もありました。
電子ピアノでもメーカーによってグランドピアノの音色が何種類か選べるものもあるので,電子ピアノでの音色にこだわって買うのであれば色々な音を出しながら試弾して聴き比べると良いのではないかと思いました。

個人的には音質よりもタッチが気になりました

性能という点では音階や曲のさわりを弾いてみると音質以上にタッチがかなり気になりました。
打鍵と強弱の関係はどのピアノもかなり工夫されていて,これも好みはあるものの,やはりいい値段がする電子ピアノでは鍵盤がある程度の重さがあって,しっかりとした打鍵で様々な音が表現できるようなものとなっていると感じました。
特に,小さい音を出すためのタッチについては各メーカーの工夫が凝らされているように感じました。
本番で演奏するグランドピアノと同じく,タッチの重さや反応速度も試弾する電子ピアノによってかなり違うことが分かりました。
グランドピアノにも個性はあると思いますが,電子ピアノとグランドピアノのギャップはできるだけ感じないものを選びたいと思いました。

結論:ROLANDの電子ピアノが欲しくなりました!

ピアノを試弾した結果,その中でもROLAND製の電子ピアノは一番弾きやすく自分のやりたい表現やテクニックを実現できるような機能が揃っているように感じました。
もちろん,他のメーカーのピアノも今よりも価格帯が違うせいか,軒並み機能が高く感じました。
特に,同音連打ができる速さや軽いタッチで細かい動きを出すためにはタッチの重さや鍵盤の戻る速さが大切になります。
私が家で使っているPriviaよりも安価なもので,家電量販店の店頭にあった電子ピアノは普通に弾く分にはあまり気にならない性能のものもありましたが,同音連打をした時には私が良いなと感じた電子ピアノと比べてなかなか鍵盤が戻ってこない印象がありました。

売り場にあって一番気に入ったピアノはこちらです。

もっとたくさんの種類のものを弾いてみたいとも思いましたが,ずっと試弾していたら買いたくなってしまうと思ったので,今回はこれくらいにして最近できていなかったレッスン室などを借りてのピアノの演奏をしたいなと思いました。
やはり本物のピアノとは違うかもしれませんが,毎日弾くピアノの楽しさを感じられる電子ピアノは自分のピアノの技術の向上につながると思いました。

まとめ

最近,試弾した電子ピアノの感想について記事にしました。
電子ピアノは高価なものでは数十万円以上のものもありますが,性能の高いものはそれだけ高度な演奏もしやすいような性能が充実していると感じました。
なかなか気軽に手に入れられるものではないですが,電子ピアノは黒以外にも様々な色のものが選べるので,部屋の雰囲気にもこだわってピアノを選ぶこともできます。
電子ピアノの弾きやすさはもちろん,それ以外のデザインや音色などもこだわって選ぶと楽しい日々が訪れるかもしれません。
この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。

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