日常生活でピアノが上手くなるためのきっかけを作る!【まずは歌ってみる】

ピアノ

ピアノの前に座れないときにどんな練習をするか

ピアノの前に座って練習をするということも大切ですが,一日の中で集中して練習時間を取れる時間はそれほど多くはないかもしれません。
私も社会人になって仕事で夜遅くなったり,大切な仕事が集中したりするときはなかなかピアノを弾く時間が取れないことがあります。
今回はそういったピアノの前に座る時間がない生活をしているときでも些細なことでピアノが上達できるような方法を紹介します。
もちろんピアノを弾いた方が上手くなりますが,簡単なきっかけとして参考にしていただければ嬉しいです。

曲を歌ってイメージをつかむことの効果

音楽が好きな人は自然と歌を口ずさむ人も多いかもしれません。

いつもやっているという人も多いと思いますが,気持ちよく音程を取って歌うだけでなく様々なことを意識することに注意をしてみると上手くなるためのきっかけがつかめると思います。例えば以下の通りです。

  • メロディではなく伴奏を歌ってみる
  • 曲の調を変えて歌ってみる(少しずつ移調する,短調にするなど)
  • 呼吸をするタイミングを覚える
  • 音をつなげて歌ってみる。。。など

メロディではなく伴奏を歌ってみる

例えば,メロディを頭で思い浮かべて伴奏を歌うということは言われたことがなかったり、余程印象的な伴奏部分がないとどの曲でも一度は歌ったことがあるという人は少ないかもしれません。
伴奏を歌ってみると自分の演奏している伴奏の改善点が見えてきます。
例えば、伴奏で弾いている音のタイミングがわかっていなかったり、そもそも音として伴奏の音が頭に入っていなかったりという改善点が見つかると思います。

伴奏を気持ちよく歌えない場合はメロディを邪魔してしまっている可能性がありますし,いざ伴奏だけ歌ってみると歌えないという人もいるかもしれません。
伴奏をスラスラ歌えない場合や伴奏だけ歌って休符がどのくらいかわからない人は頭にメロディ以外の部分の意識がないということでもあるので、この機会にぜひ挑戦してみると新しい世界が見えるようになると思います。

曲の調を変えて歌ってみる(少しずつ移調する,短調にするなど)

曲を気持ちよく歌うときに曲の調を意識したことはありますか。
歌いやすい調で自然と歌っている人が多いかもしれません。
もし難なく歌える場合は歌い出しの音の高さを変えてみたり、明るい曲を暗い曲にするなどほとんど同じメロディを使って曲を歌い分けてみると色々な発見があります。

ピアノという楽器を使うと頭で考えたメロディを指の運動に変換して楽器として音を出すのでかなり難しいかもしれませんが、歌ってみてもかなり難しいと感じるのではないでしょうか。

歌えるものは頭の中にイメージできるものなので、調によって異なる曲の雰囲気を敏感に感じ取れるようになると思います。

呼吸をするタイミングを覚える

曲のメロディを歌ってみると永遠に歌い続けるということはできないため、どこかで呼吸をすると思います。
ピアノを弾いていると呼吸が無意識になってしまうことがありますが、歌っているときに自然と呼吸する部分はピアノを弾いていても呼吸をした方が自然に聞こえる可能性が極めて高いです。
呼吸のない息の詰まるような演奏は聴いている人もかなりエネルギーを使いますし、会話をするときにマシンガントークで延々とお話されているのを聞くことになります。
そういう演奏が好きな人もいるでしょうし曲の場面によってはその使い方も必要ですが、こうしたところであっても歌ってみたたときに不自然に聞こえないようにすると変な部分で息継ぎをしたり、呼吸をせずに延々と歌い続けることはできません。
自然に呼吸する部分はそうしたピアノで弾いているときに無意識になってしまう部分を自然と身につけることができるようになります。
好きな曲を歌いながら自分がどこで呼吸をしているかをぜひ意識していただけると良いと思います。

呼吸については過去に記事にしていますので興味のある方はこちらも参考にしていただけると嬉しいです。

まとめ

今回はピアノを弾かない間の練習として歌ってみることの効果と練習方法について考えてみました。
曲の調については,音感を鍛えることにもつながります。
自分の歌いやすいキーだけでなく,半音や1音ずらして同じように歌えるか訓練すると曲の雰囲気や調性の持つイメージを捉える力もつきます。

メロディを口ずさんでみると曲の区切りの部分で無意識のうちに呼吸ができます。演奏中の呼吸が上手く曲にはまらない人やバッハを始めたばかりでフレーズの切れ目が見つからない人は曲が自然に聴こえるように歌えるようになると,心地よい音楽を奏でるための素地がしっかり身につきます。

多くは歌うことで頭の中の音楽が整理されるということに尽きますが,しっかり整理できると自分の理想の音楽が見つかりやすくなるため,こうしたことを少し意識して曲を口ずさんで見ると良いと思います。

この記事が少しでも皆さんの役に立てば嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました