風のつく言葉を集めてみた【112種類：四字熟語編】
雪シリーズに続いて風シリーズもやってみようと思いまとめてみました。まずは四字熟語からです。代表的な意味と共に参考にしていただければと思います。
二字熟語編と三字熟語編と雪シリーズもまとめていますので見ていただければと思います。
風のつく言葉を集めてみた(四字熟語編)
- 一路順風（いちろじゅんぷう）:物事が順調に運ぶさま。
- 一竿風月（いっかんふうげつ）:俗事を離れ自然に親しみ悠々自適の生活をおくることのたとえ。
- 一世風靡（いっせいふうび）:ある時代におおいに流行すること。
- 移風易俗（いふうえきぞく）:習慣やしきたりをよりよく変えること。
- 遺風残香（いふうざんこう）:昔の立派な人物や、すぐれた風俗のなごり。
- 威風堂々（いふうどうどう）：態度や雰囲気に威厳が満ちあふれて立派な様子。
- 威風凛然（いふうりんぜん）：態度や雰囲気に威厳があり、凛々しい様子。
- 威風凛凛（いふうりんりん）：態度や雰囲気に威厳があり、凛々しい様子。
- 運斤成風（うんきんせいふう）：非常に巧みですばらしい技術、また、それをもつ職人。
- 雲竜風虎（うんりょうふうこ）：似た同士が互いに引きつけ合うこと。
- 和気香風（かきこうふう）：穏やかな天候で、よい香りが満ち溢れていること。
- 花鳥風月（かちょうふうげつ）：美しい自然の景色のこと
- 感孚風動（かんぷふうどう）：人を感動させて感化すること。
- 凱風寒泉（がいふうかんせん）：親子の愛情が深いこと。
- 磑風舂雨（がいふうしょうう）：物事の起こる前触れ。
- 吸風飲露（きゅうふういんろ）：仙人などの清浄な暮らしのこと。
- 尭風舜雨（ぎょうふうしゅんう）：世の中が平和で穏やかなこと。
- 吟風弄月（ぎんぷうろうげつ）自然の風物や景色を題材にして詩歌を作ること。
- 苦雨凄風（くうせいふう）：冷たい強風と長く降り続く雨のこと。
- 繋影捕風（けいえいほふう）：話や物事にまとまりがないことのたとえ。
- 繋風捕影（けいふうほえい）：話や物事にまとまりがないことのたとえ。
- 恵風和暢（けいふうわちょう）：心地よい風が吹いて、穏やかでなごやかになること。
- 月白風清（げっぱくふうせい）：静かで美しい秋の月の明るい夜の風情のこと。
- 光風霽月（こうふうせいげつ）：性質がさっぱりとしていて、わだかまりがないこと。
- 黒風白雨（こくふうはくう）：激しい風が吹き荒れ、強い雨が降ること。
- 虎嘯風生（こしょうふうしょう）：すぐれた才能や技能をもつ人が機会を得て奮起すること。
- 胡馬北風（こばほくふう）：故郷を懐かしむことのたとえ。
- 五風十雨（ごふうじゅうう）：世の中が平穏無事であるたとえ。
- 疾風勁草（しっぷうけいそう）：苦難にあってはじめて、その人の節操の堅さや意志の強さがわかることの例え。
- 疾風迅雷（しっぷうじんらい）：すばやく激しいこと。
- 疾風怒濤（しっぷうどとう）：激しく勢いのある様子。
- 櫛風沐雨（しっぷうもくう）：雨や風にさらされて苦労をし、奔走すること。
- 櫛風浴雨（しっぷうよくう）：様々な苦労をすることのたとえ。
- 秋風索莫（しゅうふうさくばく）：勢いが弱くなって、物寂しい様子。
- 秋風蕭条（しゅうふうしょうじょう）：物寂しい様子。
- 秋風落莫（しゅうふうらくばく）：勢いが弱くなって、物寂しい様子。
- 秋風冽冽（しゅうふうれつれつ）：秋の風の厳しく冷たい様子。
- 殊俗帰風（しゅぞくきふう）：習慣や風習が違う国に移住して、その国の習慣や風習に従って染まること。
- 春風駘蕩（しゅんぷうたいとう）：春ののどかなさま。温和でのんびりとした人柄のたとえ。
- 春風得意（しゅんぷうとくい）：物事が問題がなく順調なこと。
- 松風水月（しょうふうすいげつ）：清らかな人格のたとえ。
- 傷風敗俗（しょうふうはいぞく）：道徳を乱して、社会に害を与えること。
- 嘯風弄月（しょうふうろうげつ）：自然の景色を愛でて、風流を好んで楽しむこと。
- 心象風景（しんしょうふうけい）：心の中に思い描いた景色。
- 十風五雨（じっぷうごう）：世の中が平穏無事であるたとえ。
- 醇風美俗（じゅんぷうびぞく）：素直で人情の厚い、美しい風俗・風習。
- 順風満帆（じゅんぷうまんぱん）：転じて物事がすべて順調に運ぶこと。
- 迅雷風烈（じんらいふうれつ）：すばやく激しいこと。
- 鄒魯遺風（すうろいふう）：孔子と孟子の残した教えのこと。
- 清風故人（せいふうこじん）： 久しぶりに友人が訪ねてくれたようなさわやかな気持ちの例え。
- 凄風苦雨（せいふうくう）： 冷たい強風と長く降り続く雨のこと。
- 清風明月（せいふうめいげつ）：明るく澄んだ月とすがすがしい風が心地よい静かな夜の様子
- 雪月風花（せつげつふうか）：四季の季節ごとの美しい自然の風景。
- 仙風道骨（せんぷうどうこつ）：普通の人とは違う、すぐれた人の姿のこと。
- 千里同風（せんりどうふう）：世の中がよく治まっていて平和であること。
- 草偃風従（そうえんふうじゅう）：君主の徳によって自然と民衆が従うこと。
- 対牀風雪（たいしょうふうせつ）：友人と一晩中語り明かすこと。
- 台風一過（たいふういっか）：台風が過ぎ去って晴天となること。
- 談論風発（だんろんふうはつ）：談話や議論が活発に行われること。
- 嘲風哢月（ちょうふうろうげつ）： 即興で風や月を題材にした詩歌を作ること。
- 東風解凍（とうふうかいとう）：春の訪れを表す言葉。
- 南風之薫（なんぷうのくん）：君主の正しい政治が人々に行き渡ること。
- 南風之詩（なんぷうのし）：世の中が平和に治まっていることのたとえ。
- 馬耳東風（ばじとうふう）人の意見や批評を全く気にかけないで聞き流すこと。
- 万里同風（ばんりどうふう）：天下が一つにまとめあげられていて、平和に治まっていること。
- 風雨淒淒（ふううせいせい）：風や雨が激しく、酷く冷たくて寒い様子。
- 風雨対牀（ふううたいしょう）：兄弟が会うこと。
- 風雨同舟（ふううどうしゅう）：困難や苦労を一緒に経験すること。
- 風雲月露（ふううんげつろ）：詩を作りたくなるような美しい自然の風景のこと。
- 風雲際会（ふううんさいかい）：優れた能力を持っている人が良い機会をいかして、能力を存分に発揮して功名を得ること。
- 風雲之会（ふううんのかい）：優れた能力を持っている人が良い機会をいかして、能力を存分に発揮して功名を得ること。
- 風雲之器（ふううんのき）：時代の流れに乗って、大活躍する器量の持ち主のこと。
- 風雲之志（ふううんのこころざし）：時代の流れに乗り、大きな事を起こそうとする野心。
- 風花雪月（ふうかせつげつ）：四季の季節ごとの美しい自然の風景。
- 風鬟雨鬢（ふうかんうびん）：風雨にさらされて、苦労しながら仕事に励むこと。
- 風岸孤峭（ふうがんこしょう）：威厳があり、人と馴れ合わない性格のため、角が立ってしまい孤立していること。
- 風紀紊乱（ふうきびんらん）：社会道徳、風俗・規律、特に男女間の交遊などが乱れること。
- 風魚之災（ふうぎょのわざわい）：海上で受ける嵐などの災難のこと。
- 風月玄度（ふうげつげんたく）：長い期間、会っていない人のことを想うこと。
- 風言風語（ふうげんふうご）：根拠がまるでないうわさ話のこと。
- 風光明媚（ふうこうめいび）：自然の景色が清らかで美しく、すばらしく眺めのよいこと。
- 風餐雨臥（ふうさんうが）：旅や野外の仕事の苦痛のこと。 または、野宿をすること。
- 風餐露宿（ふうさんろしゅく）：旅の苦労、野宿の苦しみの例え。
- 風櫛雨沐（ふうしつうもく）：様々な苦労をすることの例え。
- 風檣陣馬（ふうしょうじんば）： 勇ましく、やる気が満ちていること。
- 風樹之嘆（ふうじゅのたん）：父母が亡くなり孝行しようとしてもできない嘆きのこと。
- 風塵之会（ふうじんのかい）：戦争で混乱している世の中のこと。 または、社会が不安定で秩序が乱れていること。
- 風声鶴唳（ふうせいかくれい）：わずかな物音にもおびえるたとえ。
- 風前之灯（ふうぜんのともしび）：人の命や物事が非常に危険な状況にあることの例え。
- 風霜高潔（ふうそうこうけつ）：清らかに澄んだ秋の景色のたとえ
- 風霜之気（ふうそうのき）： 激しくて厳しい文章に込められている心意気のこと。
- 風霜之任（ふうそうのにん）：裁判官などの司法官のこと。
- 風俗壊乱（ふうぞくかいらん）：社会のよい風俗や習慣を破壊し混乱させること。また、そういう状態になること。
- 風波之民（ふうはのたみ）： 世の評判に左右される人のこと。
- 風旙之論（ふうはんのろん）：結論が出ない議論をすること。
- 風木之悲（ふうぼくのかなしみ）： 父母が亡くなり孝行しようとしてもできない悲しみ。
- 風流韻事（ふうりゅういんじ）：自然に親しみ、詩歌を作って遊ぶこと。
- 風流警抜（ふうりゅうけいばつ）：上品で洗練されている賢い人のこと。
- 風流三昧（ふうりゅうざんまい）：自然に親しみ、詩歌を作るなどして優雅な遊びにふけること。
- 風林火山（ふうりんかざん）：戦いにおける四つの心構えを述べた言葉。
- 聞風喪胆（ぶんぷうそうたん）：評判やうわさを聞いて激しく驚くこと。
- 飽経風霜（ほうけいふうそう）：世の中の様々な苦労を経験して、したたかで狡猾なこと。
- 捕風捉影（ほふうそくえい）：話や物事への見込みがないことのたとえ。
- 抹月批風（まつげつひふう）：文人の貧しいことの例え。
- 満城風雨（まんじょうふうう）：町全体が風雨に襲われること。または、事件などがすぐに町中に知れ渡り、いろんな所で大騒ぎになること。
- 霧鬢風鬟（むびんふうかん）：黒くて美しい髪の毛のたとえ。
- 沐雨櫛風（もくうしっぷう）：風雨にさらされながら、苦労して働くこと。
- 輿馬風馳（よばふうち）：速度が並外れて速いことのたとえ。
- 六合同風（りくごうどうふう）：天下が統一され、風俗や教化を同じくすること。
- 良風美俗（りょうふうびぞく）：健康的で美しい風習・風俗。
- 和風慶雲（わふうけいうん）：温厚で徳の備わった人格者の例え。
- 和風細雨（わふうさいう）：人に忠告するときなどに穏やかな態度で接して物事を進めること。
参考：四字熟語辞典，Weblio辞典，goo辞書
まとめ
風に関する四字熟語をまとめてみました。聞いたことがない四字熟語ばかりでしたが四字熟語だけでも100種類以上あるということに驚きました。
風は目に見えないことが伝わるという意味を持っていることが多いということが分かりました。また，自然現象を表すというものもあることが分かりました。
意味の間違いや誤植などにお気づきの方がいらっしゃればメンテナンスしますので，お問い合わせフォームからご意見をいただければと思います。
ゆきふり
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