ピアノが弾けるとタイピングが速くなる?【ピアノでタイピング速度を向上させる】

ピアノ

ピアノが弾けるとタイピングが速くなる?

今回はブログ×ピアノということでピアノを弾くことによるタイピング速度の向上を記事にしようと思います。

ピアノが弾けるとタイピングが早くなるのか

タイピングをする時は手を浮かせて打つわけではなく,手を置いた形でタイピングをする人が多いと思います。人によっては「パームレスト」を使って手を置くための高さ調整をしている人もいるのではないでしょうか。パソコンのタイピングは手を浮かせながら打つと非常に疲れますが,案外ピアノはずっと手を浮かせたままでも疲れないという人も多いと思います。ピアノを弾くときとタイピングをするときの共通点や差は以下の通りです。

<共通点>

  • 各指が独立して動く
  • 5本の指を使う(スペースキーなどは親指で打鍵することを想定)

<違い>

  • 指を広げる動きはあまりない
  • タイピングの深さは関係ない(押せていればOK)
  • 手首は使わない
  • 手を置いて動かす

似ているところ

各指が独立して動く

タイピングをするときは指を独立して動かす必要があります。指が独立して動かない場合,速い打鍵動作を行うことは少し難しくなります。意識してみると意外と自分の動かしている指以外の指も打鍵している時の動きに結構動いてしまうことが多いと思います。指が自由に独立して動くとキーのタッチミスはかなり減ります。また,キーを押すタイミングをちゃんとコントロールすることができれば,タイピングの速度は一気に向上します。これはピアノでも同様に指が独立している方が音がきれいに聞こえるようになりますし,曲を速く弾けるようになる点と似ていると思います。

5本の指を使う(スペースキーは親指で打鍵することを想定)

キーボードの打鍵についてもスペースキーを親指で打鍵すれば基本的には5本の指を使うと思います。基本的なポジションでブラインドタッチができる人であれば,5本の指を駆使してあらゆる文章を打つことができます。ピアノと同様でパターンをたくさん覚えてしまえばブラインドタッチでかなりの高速タイピングができるようになります。パスワードをタイプする時がいい例ではないでしょうか。例えば,指が自在に動かせるようになると文字以外の記号も苦も無く押せるようになります。

違うところ

指を広げる動きはあまりない

ピアノではアルペジオを弾くときに指を大きく広げる動きがありますが,キーボードを打鍵するときは指を広げることはなく,せいぜい少し伸ばすくらいではないでしょうか。豪快な動きはないもののどちらかというと繊細な動きが多く求められます。もっというと,狭い範囲での速さと正確性が求められます。

タイピングの深さは関係ない(押せていればOK)

ピアノでは鍵盤を打鍵する速さと深さで音の大きさや長さ,音色などを変えることができますが,キーボードを打鍵する強さや深さは入力時に反応していればそれ以上強く打鍵したり,深く打鍵する必要はありません。さすがに打鍵が強くないと大きな文字が出ないとか深く押さないと表示されないという文字はないですね。ちなみに私の場合は,大学時代に打鍵音が強すぎると先輩からお叱りを受けたことがあります。

手首は使わない

ピアノは手首を柔軟に使用することで滑らかな音を弾く場面が多々ありますが,タイピングでは,手首を変えるのは左右のキーを打鍵するときの間隔の調整などに使うだけで基本的には柔軟な手首の運動はありません。また,手を机やPCあるいはパームレストなどに置いて指を動かすようにタイピングする方が多いと思います。その方がタイピングが安定するとともに,力を入れずに文字を打つことができます。普段から手を浮かせて文字を打っている人もいらっしゃるかもしれませんが,手を置いてタイピングすると,ホームポジションに手を固定できることや指を動かす場所の感覚を覚えやすいという点でピアノとは異なるのではないかと思っています。(ピアノにもホームポジションという考え方が合ってもいいかもしれませんね。)

以下の記事で五線譜内の音について触れていますが,もしかするとこれがホームポジションの一つになるかもしれません。

ピアノが弾けるとタイピングは速くなるのか

結論から言うと,絶対速くなります。ピアノをちゃんと弾いた次の日に職場のPCでメールを打つとタイピングするときの速度がかなり早くなったように感じます。スケールやアルペジオをしっかり弾いて指の動きをメンテナンスしてあげるだけで,思ったようにタイピングができるようになりますし,思った以上の速度でタイピングができるようになります。このキーの打鍵スピードは指の運動と脳からの指令の2つがありますあが,ピアノをちゃんと弾いた次の日は明らかに指の運動能力が向上していることを感じることができます。

どういった練習が効果があるか

基本的には,自分が弾いているピアノの曲でも効果があると思いますが,もし短時間で劇的な効果を時実感したい場合,ハノンやリトルピシュナがおすすめです。特にリトルピシュナは,指の独立の運動が多く含まれているため,人によっては少し弾いただけですぐに効果が感じられる人がいるかもしれません。

キーボードの入力について思うこと

文字の入力については基本的な入力ができれば良いとしている人も多いと思いますが,ぜひ記号を含めてブラインドタッチで入力できるようになると良いと思います。ピアノを弾くときのパターンや演奏する鍵盤の幅,演奏技術と比べたらブラインドタッチで記号も入力できるようになる方が簡単ではないでしょうか。キーボードでの入力も速さを追求すればさらに色々な要素が必要になり,とても難しくなりますが,以下の上達への共通点があると思います。

<キーボード入力>

  • 基本のブラインドタッチでの入力ができるようになる
  • 記号も画面を見ながら入力できるようになる
  • スピードが速くなり,あらゆる入力が苦でなくなる

<ピアノの演奏>

  • 簡単な楽譜を見ながら弾けるようになる
  • 跳躍や♯や♭の多い曲や技術的に難しい曲も楽譜を見ながら弾けるようになる
  • 様々な技術が身につき,あらゆる曲が弾けるようになる

このようにキーボードの入力もピアノの演奏も上達へ向けてどんなステップを歩むかを考えるとかなり似ている部分があるかもしれません。仕事や趣味でパソコンで文字の入力をする人は基本の動きだけでなく,普段やったことのないことができるようにすると,一気に上達を感じられるのではないかと思います。ピアノにもブラインドタッチを取り入れるという教材もあるようですので,興味のある方はぜひ手に取ってみていただければと思います。

まとめ

今回はピアノが弾けるとキーボードのタイピングが早くなるかということで記事にしてみました。私の体感ではありますが,ちゃんとピアノを弾いた翌日はかなりタイピングがスムーズになります。もし,パソコン作業が多い人でピアノをやってみたいという人やタイピングスキルをもっと上げてみたいという人は少し強引ですが,ピアノを弾くと結構上達が早くなるかもしれません。

ゆきふり

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