ピアノの発表会やピアノのレッスンで弾いた曲数はピアノを始めたばかりの人を除き,数十曲〜数百曲はあるよという人は結構多いのではないでしょうか。今回は曲のレパートリーに注目して,一度弾いた曲をいつまで弾けるか,私の体験談をもとに記事にしてみます。
発表会やレッスンで弾いた曲をいつまで弾けるか
放置していても1ヶ月は弾ける?
1週間〜1ヶ月くらいで発表会やレッスンで一度仕上げた後,曲をそのまま弾かない場合,どのくらいの間覚えていられるかを考えると,私の体感では「1ヶ月」くらいはパラパラと弾くのであればそれなりなクオリティで弾けます。また,練習の助走期間が長くなるにつれて,曲のクオリティを維持できる期間が長くなります。ただ,全く弾かず放置する場合は1ヶ月以上経つと難しい部分は少し練習しないと昔と同じクオリティで弾くというのは難しくなります。
曲を弾くだけであればなんとか1ヶ月くらいは弾ける状態が続くのではないかと思います。
長くそれなりのクオリティで弾き続けるには時々弾いてみる必要がある
ピアノでは「1日休むと自分に分かる,2日休むと批評家に分かる,3日休むと聴衆に分かる」と言われますが,発表会やレッスンで仕上げた曲を長く放置してしまうとクオリティが下がることは避けられないと思います。
せっかく譜読みして弾いた曲をレパートリーの中に入れておくためには,忘れないように時々弾いてみる必要があります。できれば,難しいところだけ集めて自分の練習に組み込むことができると自分の技術の練習にもなる上,レパートリーとなっている曲の劣化がしにくくなります。
モチベーションを持続させる
発表会やレッスンで合格になった曲は「終わったという達成感」があり,次の曲に取り組み始めるので同じ曲を弾き続けるということはあまりしないかもしれません。しかし,別のピアノ教室での発表会で弾いてみようと思ったり,レッスンで取り上げられた曲が気に入ったから長く弾きたいと自発的に思うことができれば,モチベーションを持続させることができます。
ピアノの練習のために一番大切なものの一つに位置付けられるモチベーションを持続させることがあります。発表会の選曲が自由にできる人は選曲の段階からモチベーションが上がる曲を選ぶことも大切かもしれません。
ピアノ曲のレパートリーを増やすには?
お気に入りの曲を弾き続ける
自分が弾きたかった憧れの曲やみんなに聴いてもらいたいと思って選んだ曲を発表会で弾いた後を1回の演奏会だけで終わらせてしまうのは大変勿体無いと思います。せっかく時間をかけて練習した曲であれば,いつでも弾けるように時々弾くということを続けることがレパートリーを維持するために必要なことだと思います。
ただ,弾く時間がなくなって放置してしまった曲であっても1から譜読みするよりは早く曲が仕上がるようになります。
楽譜を見て弾けるようにする
レパートリーを増やすための重要なスキルの一つは「楽譜を見て弾けるようにする」ことです。楽譜を見ながら弾くことができる曲もレパートリーの一つです。今は楽譜をiPadなどに入れて持ち運ぶこともできますので,楽譜を見ながら弾けるようになるとパッと弾ける曲はレパートリーの一つと言えると思います。
楽譜を見ながら曲を弾くのが苦手という人は第一ステップとして楽譜の読み方についても記事にしていますので,興味があれば見ていただければと思います。
まとめ
今回は曲のレパートリーを増やすことについて記事にしてみました。ピアノを弾いてみてと言われてパッと曲を弾けることはピアノを弾くスキルとして持っておきたいものの一つと思います。私はまだまだレパートリーが多い方ではありませんが,小さい頃からピアノを弾いていたということもあり,ピアノのあるシチュエーションにでくわした時には,様々なジャンルの曲をパッと弾けるようになりたいと思っています。日々精進ですね!
この記事が皆さんの役に立てば嬉しいです。