曲を仕上げるためのステップと上達のヒント【表現に時間をかけられるように】

ピアノ

皆さんは曲を1曲仕上げるのにどのくらいの時間がかかるでしょうか。早く曲を仕上げられるなりたい人に向けて記事にしてみます。

1曲を仕上げるまでのステップ

多くの人の曲を仕上げるステップは以下の通りと思います

  • 楽譜を読む
  • 最後まで弾けるようになる
  • 曲の表現を練り上げる

曲を仕上げる早さを上げるためにはこれらのいずれかのステップが短くすることが重要です。

練習の時間の短縮のヒント

楽譜を読む

曲を仕上げるまでの最初のステップには楽譜を読むということが挙げられます。楽譜を読むことそのもの苦手な人がいると思います。楽譜そのものを読むことが苦手な人は簡単な曲の楽譜をたくさん読む練習をすることが重要です。ピアノの練習をする際に,別の曲を読むのは時間がないと思う人もいるかもしれませんが,片面1ページの簡単な曲を練習の最初にちょっと弾いてみるだけで効果が出ます。楽譜を読むことが苦手な人は弾いたことがある曲の絶対量が少ないということが原因のひとつです。今まで弾いたことがある曲が少ない人はやってみるとかなり効果が出ます。楽譜を読むことが苦手な人は楽譜アレルギーであることが多いですが,楽譜を読むことが大変だと思わないレベルになるまで簡単な曲で少しずつ進めていくということが重要です。初見の練習にはプレ・インベンションなどの教材がおすすめです。

最後まで弾けるようになる

楽譜を読めるようになったら最後まで弾けるようになるまでの練習をすると思いますが,曲の最後まで

楽譜を読み進めて安定して弾けるようになるまでに時間がかかる人は多いのではないでしょうか。最後まで弾けるようになるためのハードルとしては技術力を高めるということが不可欠です。練習に時間がかかるのは,弾けない部分の指の使い方や身体の動かし方が分からないことが一つの原因と考えられます。もちろん音形が覚えにくいということも考えられますが,それ以上に技術的に問題のないレベルの曲であれば最後まで弾けるようになる時間は格段に短くなります。そのためには,指の独立や使い方を覚えるためには基礎練習が重要となります。基礎練習の教材としては,ハノンやリトルピシュナがおすすめです。

それ以外にもツェルニー100番ツェルニー30番など比較的曲が短く譜読みがしやすい曲を選んで練習をするということも効果的です。特にツェルニー100番は楽譜を読む練習にもなりますので,こちらもおすすめの教材です。

曲の表現を練り上げる

曲の表現を練り上げるためには,表現の仕方を教えてもらうということや様々な曲に触れることによってその作曲家のよく使う表現を知るということが一つのヒントになります。ピアノを発表会などで弾くうえではこの部分にしっかり時間をかけられるようにすることが重要だと思います。そのため,楽譜を読んで最後まで弾けるようになるという部分をできるだけ短くすることができれば,曲を仕上げるための時間を多く確保することができます。ピアノを弾いていて楽しく感じられる時間は弾ける曲を弾いている時間ではないでしょうか。ピアノの表現をどうするかで悩める時間が増えればピアノを弾くことがもっと楽しくなると思います。

まとめ

今回は曲を仕上げるための練習ステップについて考えてみました。曲を練習している時間は人によっては辛い人もいると思います。そういう人はどこに時間がかかるかを分析して,時間がかかる部分を短縮できると曲を仕上げる早さも早くなります。できるだけ早く弾けるようになって自分の理想の演奏を追求できるように譜読みと最後まで弾けるようにする時間を短くできるように私も日々精進したいと思います。

ゆきふり

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