ピアノのレッスンを辛いと思う人もいらっしゃるかもしれません。もちろん,先生が面白くていつもしっかり教えてくれる人や生徒として毎回レベル的にしっかりさらっていけるひとは全く問題ないと思いますが,今回は辛いと感じている人のために記事にしてみようと思います。
過去にピアノのレッスンに関する記事を書いていますので,興味のある方は見ていただければと思います。
レッスンまでに弾けるようにするためには
ピアノを練習している時,曲が弾けるようになるまでに時間がどのくらいかかるか考えたことがあるでしょうか。
ピアノを習っている人はレッスンについている先生にもよると思いますが,できるだけ早く譜読みをして合格をもらって次の曲に進んでいくというのが一般的なレッスンの進み方と思います。
その時に「譜読みが終わらず先生の前で披露できるようなクオリティにはならなかった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
自分がどこに悩んでいるか明確にする
レッスンまでに曲が弾けるようにならないという人は自分がどこで弾けなくなっていて、どこに悩んでいるか説明することはできるでしょうか。
教える側としては「全部弾けない」と言われるよりも「〇〇ができない」と具体的に言われた方がアドバイスがしやすいと思います。例えば、以下のようなものが考えられます。
- 譜読みが終わらない
- スケールやアルペジオが弾けない
- 指がくっついてしまう(音の粒が揃わない)
こうしたどの部分で引っかかっているかをまずは自分の中ではっきりさせる必要があります。
そして、その引っかかっている部分についてどう解決するか考えます。
- 自分の力で解決できそうか
- 誰かからヒントを貰えば解決できそうか
もし、自分の力で解決できないものについてはピアノを習っている先生などにアドバイスをもらうと良いと思います。
ピアノを習っていない人でも、最近はYouTubeなどの映像付きで色々なことを教えてくれる人もいらっしゃいますし、何か少しでも自分のヒントとなるきっかけを掴むことが大切だと思います。
レッスンの度に気が重くなってしまう人は?
ピアノを習っていた頃、1週間に1度のレッスンまでに色々と練習をしなければならなかったのですが、毎回楽しいと思ってレッスンに参加できていますか。
レッスンが来るたびに気が重くなるという人はピアノの先生にレッスンの内容を見直してもらうという方法もあります。
ちゃんとピアノを弾けるようになるためには、昔からのレッスンのスタイルに則ることが一つの方法ではありますが、それが自分には合わないという人もいると思います。
さらに、レッスンのレベルの進み具合が突然早くなってついていけなくなるということも十分に考えられます。
ピアノの練習が楽しいと思っているときの方が練習がどんどん進みますし,自分からピアノに座って色々なことができるようになりたいと思えるようになります。
また,楽しく感じるようになるためには達成感を得ることが重要だと思います。こうした達成感は個人差があると思いますが、多くの人はできないことができるようになったり、1曲弾けるようになったりした時に感じるのではないでしょうか。
毎回、レッスンまでに弾いて先生に合格をもらえるように取り組むことができればレッスンを辛いと思わなくなるかもしれません。
それでもツェルニーをいきなりやってきなさいと言われて、譜読みをすることは辛いと思います。
先生が「そんなんじゃ上手くならない」という言葉を投げかけてくるかもしれませんが、我慢し続けて練習するのは自分が見据えているレベルとの乖離がある証拠なので,まずは自分が最終的に目指すレベルを見据えてレッスンに取り組む必要があると思います。
レッスンで曲を仕上げるスピードを上げるためには?
曲を仕上げるスピードを上げるためには,「課題曲をもらった日からゆっくり丁寧に譜読みをすること」が重要です。
また,譜読みが苦手な人は曲を通せなくても構わないと思います。
ピアノの先生も弾けているか弾けていないか分からないレベルのボロボロの曲を見るよりも,自分が思う曲の区切りの良いところまでを目標に丁寧に練習していった方がアドバイスをしやすいと思います。
ゆっくり譜読みをしていくと,早いテンポで弾くよりも1回にかかる練習の時間はかかりますが,早いテンポで3回弾くよりも効果が高いと思っています。個人差はもちろんあると思いますが,少しずつ上達の速度が早くなることを実感できるはずです。
ゆっくり練習する効果については以下の記事も見ていただければ幸いです。
まとめ
今回はピアノのレッスンについての記事を書いてみました。
大人になってからピアノを習っている人はあまりレッスンを辛いと思わないかもしれませんが,課題曲がたくさん出たり,自分のペースと合わなくなってくる場合もあるかもしれません。
ピアノを習っているからには上手くなりたいと思うことは当然ですので,楽しいピアノが続けられるように自分の練習とレッスンのバランスが崩れないように気をつけられると良いと思いました。
また,ピアノの先生も演奏することが嫌いな人は少ないと思いますので,模範演奏をお願いしたり,一緒に弾いてもらったりするとレッスンも楽しくなるかもしれませんね。
ゆきふり