薬指と小指の動きを良くしたい!【3つの効果的な練習方法の紹介】

ピアノ

ピアノを弾く上で指が自由に動くことはとても重要なスキルです。
特に初心者のうちは「薬指や小指」の動きが思うようにいかないということも多いかもしれません。
今回は薬指と小指の動きを良くするための効果的な練習方法を紹介します

小指や薬指を動かしやすくする練習方法は?

小指や薬指は指が弱いだけでなく,動きが鈍いという課題があります。
小さい頃からピアノを習っていてある程度弾けるようになった人は薬指や小指はハノンなどの基礎練習をしているうちに自然と動くようになった人が多いかもしれません。
ここでは,指が動かしやすくなるために効果的な練習方法を4つ紹介します。
どれも気軽にできますので,トライして効果を感じやすい練習を取り入れると一気に上達するかもしれません。

【超簡単】指の間を開くストレッチをする

ピアノを弾くうえでは指を上下に動かす動き指を左右に開く動きがあります。
その中で指を左右に開くストレッチをすると指がとても動かしやすくなります。
多くの人では人差し指と中指を開いた場合と薬指と小指を開いた場合で開き具合が全然違って,動かしやすい指の方がよく開きやすいのではないでしょうか。
指の間を大きく開くのは指の神経の分離ができていないとできないこともあり,指の間を左右に開くストレッチをするだけでも指が動かしやすくなります。

指のストレッチについてはこちらの記事も参考にしていただければと思います。

【簡単】曲やハノンの練習で薬指を意識する練習

この練習方法は自分のいつも弾いている曲で薬指に該当する音だけ強く弾くというものです。
非常に簡単な練習方法なのですがとても効果があります。
この練習方法はいつも弾いている曲でも十分効果がありますし,そういう曲が特にないという方はハノンでも十分に効果があります。
さらに高いレベルの練習をしたい人でバッハのインベンションが弾ける方はインベンションでこの練習方法を実践すると少しの練習時間でかなり指が動かしやすくなることを感じることができます。

インベンションまでは弾けないという方はプレインベンションという曲集でも良いと思います。
ピアノを小さい頃から習っていて簡単な曲であればすぐに弾けるという人であれば,とてもおすすめな曲集です。

初見のレベルの向上にもプレインベンションも効果的ですので興味のある人は以下の記事も見ていただけると嬉しいです。

【効果的】保持音を使った練習

保持音を使った練習という言葉だけではどういった練習をするか伝わりづらいので,譜例を示します。(コルトーのピアノメトードより一部引用)

このように保持音を使った練習をすると,薬指と小指が同時に動いてしまうような「指がつられて動く」ということがなくなり,指が動かしやすく軽くなるということを感じられると思います。
上の譜例では保持音が4つ,打鍵する音が1つですが,例えば,2,3,4の指を保持音にして1,5の指を同時に打鍵するという練習も有効です。
この練習はとても効果がありますが,思ったように動かせないことで根気のいる練習かもしれません。効果はけっこう早く感じることができますし,できるようになる達成感を感じられると思います。

親指も思った通りに動かせない?【薬指と小指だけではない】

小指や薬指が動かないという課題を感じている人がいらっしゃる一方で,親指にも同じような課題があると考えています。
親指で打鍵するとき,指を固めて手首の回転運動や上下動を使って弾いても曲の中で問題にならない場合もあるのであまり気にされる方はいらっしゃらないかもしれませんが,案外思ったように動かせていない場合があります。
机の上に親指以外の4本の指を置いて,親指だけ上下に素早くそして力強く動かしてみると全然思ったような速さと強さで動かないという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ピアノを弾くうえで親指が足を引っ張っている場合もあるので,小指や薬指の動きの改善と共に親指についても同じように意識してみることが大切だと思います。
親指についての練習方法は薬指と小指の練習と同じ練習だけでは鍛えられないかもしれませんので,良い練習方法がありましたら紹介します。

まとめ

今回は薬指と小指の動かしやすさに注目して効果的な練習方法について記事にしてみました。
自由な音楽表現ができるようになるまでには自分のテクニックの向上がとても大切です。
どの練習も私にとってはかなり効果のある練習でしたので,やってみて指が動かしやすくなったという効果を感じられる人がひとりでもいらっしゃれば嬉しいです。

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